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【病状】そろそろ現実を見ようと思う【リハビリ生活】

骨折の手術から2週間以上が経った。

思えば自分の病状について、PCやスマホがあるのに全く調べていなかった自分がいる。

それが恐怖心なのか、いつもの現実逃避なのかはわからないが、そろそろ現実を直視しなければならないだろう。


自分の骨折は、『脛骨高原骨折』である。


「えっ、脛骨に高原があるの!?」

病名を聞いてまずそんな風に思ってしまったのんきな自分だが、まさかの本気で下の画像みたいな高原が名前の由来らしい。

高原

脛骨高原骨折は別名プラトー骨折ともいい、プラトー(plateau)は英語で高原を表す単語なのだ。

これは脛骨上部の平らなところが高原みたいになっていることに由来する。

高原…?

おそらく高原骨折の命名者はアウトドア好きだったのだろう。(医者は意外と山に登ったりするからな…)


まあそれはともかく、この部位の骨折は非常に厄介だという。

なにせここには上半身の体重がかかりまくる場所な上に、関節の可動部でもあるのだ。

後遺症リスクはかなり高く、日常生活での起立動作や膝の曲げ伸ばしに問題が生じる可能性がある。(現に今の自分は足が90°しか曲がらない)

また、もし問題なく回復したとしても、「今後歳をとったらほぼ確実に膝に問題が起きると思ってください」とは医者から既に言われている。


自転車でちょっと転んだだけだと思いきや、人生に影響ありまくりな怪我だったとは……。

こりゃまずいことになったもんである。

老後はそこそこ鍛えて登山三昧というわけにはいかなくなったな。



今後の予定としては、あと数週間は今の病院で軽くリハビリをしつつ、転院先のリハビリ病院を探し、そこに移ったら2ヶ月ほどしっかりリハビリをするらしい。(本当に2ヶ月で済むかは不明だが)


なんでリハビリ病院に移らなければいけないのかといえば、リハビリにかけられる時間の問題がある。

今の病院はあくまでも手術手術後の回復期間のためにあるもので、人手や患者数の問題でリハビリは1日に1時間程度しか出来ない。

しかしリハビリ病院に移れば、リハビリのためだけに今の病院の何倍もの時間がかけられるのだ

早く回復するためにも専門の病院に移ったほうがベストなのである。


とはいえ、脛骨高原骨折は少しづつ体重をかけて耐えられる荷重を増やしていく関係上、結構な時間がかかるそうだ。

今は足を床につけることすら許されていないので、松葉杖の段階になるのもいつになるやら。

そして自分の左足の中には金属が埋め込まれているわけだが、これは1~1年半後を目処に取り出さないといけないらしい。


……なんか書いててうんざりしてきたな。


そしてさらなる問題は仕事だろう。

ちゃんと通勤経路を通っていたので入院費に関してはおそらく通勤労災が適用されるとは思うが、仕事内容は完全な肉体労働なので、この足ではもう人材としては使い物にならない。

なにせ万全な状態の足ですら普段の労働で悲鳴をあげていたくらいだし。

肉体労働は体を壊したら終わり」なんてことはよく聞く話だが、まさにその通りだなと実感する。

というかそもそも自転車通勤も不可能になるのか……。


これはほぼ確実に切られる。

覚悟しておかねば。



そんなわけで、想像以上の人生の大改変が起きたらしい。

こうやって直視してみると、どうもベッドでのんびりしている場合ではなさそうだ。

休養期間を貰えたなんて最初は思っていたが、こりゃ全然そんな感じじゃなさそうだな……。


なんだか直視してから凄まじいストレスが体を包みこみ始めた気がするが、目を逸らさずに頑張っていかねば。

皆さんも怪我にはお気をつけて。


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aosagi
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