今になってめっちゃコナン映画を見た。 【アマプラ】
映画が毎回話題の名探偵コナン。
自分も昔はテレビでよく見ていたのだが、テレビゲームにのめり込みすぎて次第に離れていった。
しかし今、コナン映画が軒並みAmazonで見れる事に気づいた。
これは見ておかねば……!
さっそくAmazonで検索!!
「名探偵コナン 劇場版」の検索結果なのに「謎のAmazonオリジナル」や「ポケモン」を提示してくることに狂気を感じるが、Amazonにはよくあることだ。気にせずいこう。
というわけでさっそく「緋色の弾丸」を見てみた。
知らない人が多すぎてもはや笑える。
黒の組織も増えまくりで、酒の名前のストックが無くなりそうな勢いだ。
前にニュースかなにかで大人気と聞いた安室さんや赤井さんの存在もようやく認識できた。
映画をあれこれみていくと、その他にも格闘家や将棋の棋士や、FBIや赤井ファミリーやらでもう大変な事になっている。
そういえば新しい作品は「せやかて工藤!」(言ってない)でおなじみの服部平次が全然出てない気がする。
自分が知っている数少ないキャラなのでちょっとだけ悲しい。
ちなみにコナン映画は自分のような途中参加の人間向けへの配慮なのか、時折簡単なキャラ解説を挟んでくれている。
さすがに劇場版を5本くらい見たら、なんとなくは知らなかったキャラクターたちがどんな立ち位置なのかはわかってきた。
Amazonではめっちゃ評価が低い「緋色の存在証明」も、全くキャラがわかってない自分のような人間にとっては、赤井ファミリーの解説動画として非常にありがたい存在である。
(ファンが映画館でこれを見たら怒るのはわからんでもないけど)
なんだか映画を見ていると、リニアやシンガポールやイージス艦や志摩スペイン村など、わりと舞台が多様で楽しい。
開始直後のクイズコーナーやEDの実写が劇場版ではお決まりだったことも初めて知った。
さて、当然まだ全部の劇場版を見れたわけではないのだが、
現状こりゃあすごいと思ったのは……
『ベイカー街の亡霊』である。
公開は2002年。今から21年前だ。
もちろん映像という面では当然古さは感じるのだが、本編の内容は今見ても考えさせられるものがある。
というか、今言われてることって21年前にコナンで言ってたんだなぁということに気付かされて、なんだか精神的ダメージがすごい。
それはともかく、本作はフルダイブするゲーム機で19世紀のロンドンへ行き、謎を解く物語だ。
それだけ聞くと楽しそうだが、フルダイブゲーム参加者の子供50人が全員ゲームオーバーになってしまうと、現実でもみんな死ぬ。
いやめっちゃ『SAO(ソードアート・オンライン)』だこれ!!
でもきっとこのコナン映画を見ていた人は、SAOを見て「これベイカー街の亡霊じゃね?」と思ったことだろう。
逆に、「ベイカー街の亡霊」がテレビで放送された際には、「これSAOじゃね?」というツイートが溢れたとかなんとか。
開始時期を考えたらどちらも同じくらいの時期なので、当時はこういうフルダイブのゲーム機がモチーフになりやすい土台でもあったのだろうか?
ちなみにコナンの場合は、「一人でもクリアできたら最後には全員助かる」という温情に溢れた設定となっている。
(SAOはゲーム内で死亡すると、即座に現実でも死亡する)
しかしこのフルダイブゲームを管理しているAIは、本来はクリアのために用意されている「お助けキャラ」を普通に消したりしてくるのでなかなか恐ろしい存在だ。
ゲームの内容や難易度は、AIのさじ加減で簡単に変化するのだ。
なんだかこれは「Left 4 Dead」というゲームを彷彿とさせる。
Left 4 DeadではAIディレクターという要素があり、プレイヤーの進行スピード等によってAIがゲームバランスを判断し、敵の数やアイテムの数を増減させてくるのだ。
それによって、同じステージなのに毎回違った展開になり、何度も遊ぶ意欲が湧いてくるというわけだ。
……まさかコナン映画でこのゲームを思い出すことになるとは。
そして本作は、最後にかけて伏線が収束していくのも実に見事!
現実世界の方でも、コナンの父親である工藤優作が活躍して事件を解決するパートもあったりで、仮想世界と現実とで二度美味しい映画となっている。
いやはや、これは面白い。
やはり名作は色褪せないんだな……。
そんなわけで、GWは家でコナン映画を楽しむというのもありかも知れない。
なんだか最新映画も絶賛放送中らしいので、それに行くのもありだ。
まあ自分は映画館には行かず、家でゆっくりしようと思う。
……こんなこと言ってると、逆説プランニングで映画館行きそうだけど。
それぞれのGWを楽しもう!
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