[SIer]システムトラブル中のお客様との私的な旅行
"[SIer]祖父の葬儀に参加できない"の記事で記載をしたシステムトラブル中の事です。
システムトラブルも、トラブルが発生してから3カ月以上経とうとしていました。トラブル発生当初と比べたら大分改善しましたが、まだ問題が山積みです。
そんな中、お客様のIT部門のこのシステムとは関係の無い方から、同じような年齢のメンバーで、みんなで旅行に行こう!と企画がされました。飛行機に乗って南の方へ行ってリフレッシュしようというものでした。
思い出してみると、私、お客様と旅行ばかり行っていますね・・・
自分の会社の人とは休日に全く私的に会いませんが、お客様とはよく旅行に行っていました。
(ちなみに、私はお客様の事務所に常駐しているわけではありません。
ただの一ベンダーで、必要な時にお客様事務所に訪問します。)
私はシステムトラブルが落ち着いていない事もあって、参加を迷いましたが、お客様のIT部門で、トラブルを起こしているシステムの海外窓口の方が、参加をするという事で、また、その方から私に対しても"一緒に参加しようよ"と声をかけていただけたことから、参加する事にしました。
メンバーはお客様のIT部門の方々です。男ばかりのメンバーでの旅行です。私の会社からは、私ともう1名が参加しました。
旅行期間中に、トラブルが発生したシステムのお客様のIT部門の担当者が本当に大変だという事を思い知りました。
旅行期間中の、あらゆる時間(特に夕方から夜間)に海外から、トラブルのクレームの電話が次から次へとかかってきます。
時差があるので、こちらの夜に電話がかかってくるのです。
淡々と英語で対応をしていますが、本当に大変な仕事だと思いました。
「××君、また欧州からクレームの電話だよ・・・」と何度も言われました。
※このシステムトラブルでの欧州での影響は数か国に及んでおり、本当に影響が大きいです。この担当者は、欧州に出張して現地での対応やお詫びなどもしています。
この担当者ですが、本当に仏の様な方で、温厚で本当に良い人なのです。
リフレッシュ旅行のはずですが、本当に申し訳ない気持ちになりました。
まあ、その担当者も二日目はゴルフを楽しんできた様でした。
休日に泊りがけで一緒に過ごすことで、お客様のIT部門の大変さが本当に身をもって感じました。また、グローバルな会社は本当に大変だなと思いました。さらに、お客様の語学力、対応力の凄さを身をもって感じる事が出来ました。
本当はリフレッシュ旅行だったのですが、このシステムトラブルで、本当にお客様(エンドユーザーの海外法人だけではなく、IT部門の方々を含め多くの人)に迷惑をかけているという事を身をもって感じました。
まあ、"[SIer]祖父の葬儀に参加できない"に記載した通り、私の会社でこのプロジェクトの責任者の方々は、何とも思っていないようですが・・・
私の会社は、対応及び責任はすべて一般職の私に丸投げです。
お客様との信頼関係を築けているという点において、上司の方々よりも私の方がお客様とまともに会話ができるという事が大きいのだと思いますが。
システムの考え方についても、お客様のこのトラブルを起こしたシステム責任者も私の話はまともに聞いてくれますし、システムの調査の目線でも、私の考え方がずれていたりしたら、私を指導してくれます。
難しい問題ですね。
お客様のIT部門も楽ではないというお話でした。