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Photo by
sm_architecture
絵画からイメージ作曲2022.6.26(286)
「猫と提灯」小林清親 1881年
この作家は最後の浮世絵師と言われている。
当時の流行りのレンガ作りの建物や汽車を描いて人気を博したそうな。
しかし、タイトルはパロディかな?
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戯れる感じでリズミカルなニ短調になりました。
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小林清親は、多色刷木版画と新聞の挿絵で知られる浮世絵画家。その作品には、明治(1868~1912年)の世に日本が経験した急速な近代化と西洋化の痕跡が刻まれています。清親は、西洋画の技法に影響を受けて創作した光線画によって、光と陰を効果的に用いた表現に取り組みました。猫を描いたこの木版画はその好例。清親の作品が人々の眼に触れるようになったのは、1870年代に制作した、明治維新以降に急増した赤レンガ造りのビルや汽車を描いた版画から。1894年から1895年にかけての日清戦争の版画も人気を博しました。 この頃から木版画の人気は凋落し、多くのコレクターは清親を最後の浮世絵師と捉えています。