納豆おにぎりがコンビニで売られていない理由とは
【569むすび】むすび寿司(大宮)納豆海苔わさび
棚を見るたびに新しい種類のおむすびが並ぶコンビニエンスストア。
おむすびは、年間60億個売られているとまで言われているコンビニ業界のドル箱商品でもある。
みなさんも、お馴染みではないだろうか。
近年、各コンビニの商品開発競争も激化していて、ごはんに合う食材は、ほぼほぼ商品化されている。これ以上新しい味が出てくるのはなかなか難しいのではないだろうか。
ここで、ひとつ疑問がある。
ごはんに絶対に欠かせないもので、日本中で馴染みがあって、日本食の代表選手とまで言われている食材だけは、なぜかおむすびになっていない。
それは、納豆。
何十年もコンビニに通い続けているけれど、納豆おむすびだけは見たことがないのである。
「いやいやハスつかさんの1000日間おむすびチャレンジはコンビニ禁止でしょ。それじゃあわからないよ」って思っている人もいるかもしれない。
でも、このチャレンジを始める前、お昼はかなりの頻度でコンビニ派だったので、大手コンビニ各社のおむすびはたくさん食べてきたつもりである。しかもこのチャレンジをしてからも、コンビニに行ってはおむすびの棚はチェックするようにしている。
だけど…
1個もみたことがないのだ。
コンビニになぜか納豆おむすびが存在しないのだ。
なぜだ。なぜなんだ。
もしかしたら、納豆おむすびを作ることのできない、あるいは売ることのできない理由があるのではないかと思い、ネット上で調べてみることにした。
どうやら同じように疑問を感じている人は多いようで、ネット上にも、いろいろな噂や質問が飛び交っている。
その中で、ある有力な説が浮上してきたので紹介してみよう。
●納豆菌のチカラで、保存に向かなくなる説
なんと、納豆は納豆菌のチカラが強すぎておむすびにするのは難しいらしいのだ。
納豆の特徴といえば、そう、ネバネバと独特の香り。
(これが毎日食べたいほど好きだし、多くの人をトリコになる魅力だけど…)
このネバネバ、納豆菌が大豆を発酵させることによって生まれたもの。周りのものを発酵させるチカラも強力に持っているらしく、ごはんと一緒にしておくとごはんも発酵してしまい傷んでしまうらしいのだ。
だから、賞味期限が決められているコンビニでは扱いにくいらしいのである。(たぶん)
ちなみに家庭で納豆のおむすびを作る時も同じで、時間が経ってしまうとやっぱり痛みやすいらしい。ここは注意したいところである。
ここまで読んでみて、「いや、ちょっと待てよ。コンビニに納豆巻きがあるじゃん」と思われた方もいると思う。
言われる通り、納豆巻きは納豆おむすびと違い、保存が効くらしい。
その理由は、酢めし。お酢には殺菌効果があり、納豆菌の繁殖を防いでくれるらしいのだ。
お酢すげえ。
(関係ないけど、お酢でトップシェアのミツカンは、納豆でも全国シェア2位らしい)
そう考えると、コンビニで納豆おむすびを開発するには、酢めしにすればいいのかもしれない。
………………………………
そして、これまで560日以上、毎日おむすびの食リポをしてきた中で、まさに、そのヒントになるようなおむすびに出会ったのだ。
東北、秋田、山形、上越、北陸など東京から北に向かうすべての新幹線が止まることでも有名な大宮駅。
この大宮駅に隣接したアトレの中に、そのおむすびはあった。
フードコーナーに新しくオープンしたのが、むすび寿司。なんと、おむすびとお寿司のハイブリッドをコンセプトにしている。
お品書きも豊富で、しかも美味しそうな具(ネタ?)も多い。
その中で見つけたのが、納豆海苔わさび!
この時期なので、テイクアウトして食べることに。見た目はちょっと小ぶりな普通のおむすび。
ごはんに少し色がついているかなあ。
よし、ガブっと、いっちゃえ。
うっひょう!
中からネバネバの納豆が飛び出してきた!
ツーンと鼻に抜ける香り。これはわさび海苔だな。
ごはんは、ほんのり酢めしか。
なるほどなるほど。納豆巻きに近いけど、そこまで米を固目でいないような、もう少しふんわりさせたような、そんな食感!
これ結構いけるかも!
コンビニおむすび開発されているみなさん、ぜひご参考に!
1000日間で1000のおむすびを食す男。
次なるおむすびを求めて、まだまだネバりますよ〜
ぜひ、みなさん応援してくださいね。
ご馳走たまでした!
あの北海道のコンビニと北海道からきた納豆おむすびが登場する回もよろしければ。
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