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そのために訪れる価値がある!創業430年小田原魚商の「あわび焦がしバター醤油おむすび」
【850むすび】魚商 (小田原)あわび焦がしバター醤油
おむすびを毎日食リポをしていく旅も、今日で850日!
パチパチパチパチ
1000日まであと150日。
こうやって区切りがくるのもあと数回しかないと思うと、すごく特別な日の気もする。
そう考えると、なにか特別なことを書かないといけない気にもなってくる。でも、おむすびに特別なことってあるかなあ。
話を食全体に広げてみる。
世界の美食基準の最高峰とも言えるのがミシュランガイドだ。
自分の拙い食リポとは違い、その道のプロの目線でその味やその店のサービスなどを細かに採点し、世の中の基準を作り上げている。
もちろん自分はその辺りのことは全く知らず、恥かしながら、木村拓哉のやっていたドラマ「グランメゾン東京」で知識を得たくらい…
そういえば、ドラマの中でミシュランの星についてこういう風に言っていたなあと。
ちょっと書き出してみる。
1.ミシュランガイドの星の基準は次の5つの観点
●素材の質
●調理技術の高さと味付けの完成度
●独創性
●コストパフォーマンス
●常に安定した料理全体の一貫性
なるほど。料理をさまざまな観点で立体的に捉えているのか。
2. つけられた星にはこのような意味が込められている
一つ星★
そのカテゴリーで特に美味しいミシュランガイドの料理
二つ星★★
遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理
三つ星★★★
そのために旅行する価値がある卓越した料理
星の意味を知ると、さらに尊敬度が増してくるなあ。
この星を、おむすびに置き換えて考えてみる。
一つ星★の評価「そのカテゴリーで特に美味しいおむすび」はまあわかる気がする。
でも、二つ星★★の「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしいおむすび」はかなりハードルが高い。
さらに、三つ星★★★「そのために旅行する価値がある卓越したおむすび」に至っては、超絶ハードルが高い。
これまで、たくさんのおむすびを食べてきたけれど、この二つ星★★や三つ星★★★みたいに感じられるのは、本当にわずかだったと思う。
そして、今回紹介するおむすびは、この二つ星★★や三つ星★★★にハマるものかもしれないと思うくらい、ポテンシャルの高いもの。
ぜひ、みなさんにも読んで味わった気になってもらいたいな。
小田原駅から近く、小田原城に向かう通りにあるのが魚商おむすび六左衛門。
創業430年!の超老舗の魚屋さんが運営する、おむすび屋さんである。
創業430年ってすごい!
江戸時代よりも古い安土桃山時代では。
ホームページを見ると、1587年の創業時は鮑屋だったらしく、小田原を拠点に当初魚座や浜で直接買った魚を村に売り歩いており、美味しい魚を各地に届けていたとのこと。
おむすびの素材についても、かなりこだわっているようだ。
魚商 おむすび六左衛門
四つのこだわり
①具材
魚商の名を冠したおむすび屋らしく、美味しい魚介の具材を取り揃えています。自社工場製造品を中心に、具材のほとんどは、併設の魚商 小田原六左衛門の店内にてお買い求めいただけます。
②米
神奈川県産『はるみ』を100%使用。国内最高ランク「特A」を獲得し、今人気急上昇中の、甘味がとてもあるお米です。
③海苔
有明産の「初摘み」を使用。歯切れの良さと香り
の高さが特徴の美味しい海苔です。
④塩
太陽と乾いた風で結晶させた天日塩。10種類以上の
塩から、おむすびに合う塩を厳選しました。
店頭のショーケースにはたくさんの種類のおむすびが並べられている。
その1番下に、おむすびでは初めて名前を聞くものがあった。
「あわび焦がしバター醤油」450円
えっ、ここはおむすび屋さんだよね。
「あわび焦がしバター醤油」
高級割烹料理屋さんに出てくるような高級食材を使ったおむすび。
そういえば、この魚商は創業した時は鮑屋さんだったはず。430年の時を超えて、その名物がおむすびになったのだろうか。
でもね。
この価格を見るとちょっと悩んでしまう。
うーん。
450円かあ。
んっ。
ちょ待てよ。(キムタク風)
マクドナルドのビッグマックが390円。
松屋のビーフカレーが490円だ。
その中間と考えると、決して手が届かない値段じゃないぞ。
いや、消費税を入れてワンコイン以内って、むしろ安いのでは…
買ったどー!
高級すぎて、手が震える。笑
あの高級食材あわびが、丸ごとおむすびの上に乗っかっている。
ずっと眺めていたいけれど、食リポもしないと。
よし、食べてみよう。
かぷり!
クニっ。
噛み締めると、ちょうどいい弾力が返ってきた。
コリコリするような感じはないけれど、歯応えを楽しみながら噛み切れるちょうどいい固さである。
そのあわびに、バターと醤油で甘辛く仕上げた濃厚なタレがまぶされている。そこに、だしの効いたごはんと大葉の清涼感が加わる。
うっとり。
至高の時間。
食べ終わるまでの数分が何時間にでも感じられるようだ。
おむすびひとつで、ここまで幸せを感じられるなんて。
小田原の創業430年の老舗魚屋さんの「あわび焦がしバター醤油おむすび」
そのためだけに訪れる価値があると言えるくらい素晴らしい味わいでした。
850回目のご馳走たまでした!
キムタクも食べたという房総名物チャー弁のおむすびもおかわりどうぞ!
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