おむすび専門店急増!ブームの裏側を考察する
《連続1535日目!》
これまで、4年以上、全国を回っておむすびの食べ歩き、そのリポートをnoteに書いてきた。
その数は1200リポート以上。
おむすびの関連を含めれば、1500以上の記事を書いてきた。
おむすび情報の発信数で言えば、間違いなく日本一だろう。
それを始めた理由は、おむすびが好きで好きでたまらないのに、世の中にコンビニおむすび以外のお店の情報がほとんどなかったから。
自分の書いてきた記事が、今の日本の食文化に少しでも役に立てばという気持ちもあった。
そもそも、日本のおむすび専門店の数は約800店と言われていて、ラーメンやカレー、パンみたいな人気のグルメ店に比べると、数十分の一というくらいのマイナーな存在だった。
ところが、今年に入りその状況が大きく変わってきた!
な、なんと!
おむすび専門店が続々とオープンしているらしいのだ。
テレビのニュース番組でも、おむすび専門店が増えていることが特集されるようになった。
実は、自分もこれまでも記事の中で、何度もおむすびブームが来そうということを書いてきた。
その理由は、このようなことが考えられる。
❶米価格の安定
食品全般の価格が上昇(とくに小麦を使ったパンや麺類などは影響が大きい)の中、米の価格は安定している。また、具材や海苔なども外国からの輸入品が少なく円安の影響を受けにくい。
❷コンビニおむすびの値上がり
コンビニおむすびの価格の値上がり(数年前までは100円台前半だったものが今は100円台後半〜200円台)によって、相対的にこおむすび専門店に対しての割高なイメージが薄れてきた。
❸特別なスキルを必要としない
他の料理(フレンチや和食、パンやラーメンなど)に比べて、何年もかかって習得するような調理の特別なスキルを必要としない。炊飯器の性能が上がり、スキルによっての味の差が出にくい。
❹出店しやすい
オープンや窯、大型冷蔵庫など、他の料理に比べて特別な設備を必要としない。また、小スペースの場所や時間間借り、キッチンカーなどでも出店ができる。
つまり、この値上がりの時代に合わせたカタチでおむすび屋さんが増えてきているのだ。
しかし…
懸念点はある。
それは、おむすび屋さんが、本当に利益を出して続けられる業態なのかということ。
実は…
これまでおむすびの食リポートを続けていく中で、廃業してるおむすび屋さんもたくさん見てきた。
(1200本のリポート記事に出ているお店でも、その何割かは今は営業をしていない)
おむすびは、パンみたいに日持ちはしないし、夜に食べるような食事でもない。
朝から昼ぐらいまでの時間で営業をしているお店が多いのだ。つまり利益を出せる時間が限られていると言える。
また、立地も売上に影響しやすく、家賃などが高くつきやすい。
また、消費までの時間が短い商材なので、作り置きをした場合に、衛生管理や売れ残りロスなどの問題がつきまとう。
では、どうしたらいいのだろう。
実は、これまで書いてきたおむすびリポートの中に答えはある。
それは、そのお店についてくれているファンの存在。
人気があって、長く続いているお店はどれも地域に根ざしていて、リピートしてくれているファンの姿があった。
例えば、このようなお店だ。
これらのお店は、常にリピートしてくれているお客さんでいっぱいだった。
では、どのようにしたらファンに愛されるようになるのだろう。
このテーマについては、自分の専門分野でもあるので、また次の機会にしっかりと書いていきたい。
きょうは、おむすび専門店が急増というニュースについて、感想を書かせていただきました。
では!
※もちろん、ファンに愛されるメニューも大切。
川崎市のおむすびレシピコンテストを受賞したレシピ作成の裏話もどうぞ。
より抜き版のおむすびリポートまとめもどうぞ。
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