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ブームの兆し!東京で食べられる本格的な「台湾おにぎり(飯糰ファントァン)」5店を巡る

《連続1783日目!》

みんなより、少し早く知っておいて良かった。
そんな、おにぎりになるかもしれない。

甘辛く似た豚肉のどんぶりである魯肉飯(ルーローハン)や、豆乳のスープの鹹豆漿(シェントウジャン)など、日本でもよく食べられるようになった台湾グルメ。

その台湾グルメの中で、今いちばん注目しているものがある。

それが…
「台湾おにぎり」こと、飯糰(ファントァン)だ。

日本ではあまり聞いたことがない名前だけれども、台湾ではポピュラーなメニューになっていて、朝食屋台などで親しまれているらしい。


(以前、台湾の九份に行った時の写真)


台湾おにぎりは、名前に「おにぎり」とついているけれど、日本のおにぎりとはだいぶ違っている。

なんというのだろう。
とにかく独特なのだ。

その特徴をまとめると、こんな感じになる。




👉台湾おにぎりの5つの特徴



1.とにかく大きい!

コンビニのおにぎりの2個以上の大きさがあって、カタチも細長い俵型(葉巻型)。
1個でお腹がいっぱいになる。

2.もち米でできている!
もち米を使っているので、モチモチっとした食感と満腹感も味わえる。

3.やたら具だくさん!
高菜や煮卵、ピーナッツやロウソンと呼ばれる肉でんぶなど、とにかく具だくさん!
かじる箇所によって、味わいが変わっていくのも楽しい。

4.揚げパンが具に入っている!
たくさん入っている具の中でも、とくに珍しいのが台湾式揚げパン(油條)が入っているところ。カリカリっとした食感がいいアクセントになっている。

5.ビニール袋に入っている!
日本のおにぎりはラップなどに包まれていることが多いけれど、台湾おにぎりはビニール袋に入っていて、そのまま手渡しされる。



豆乳のスープ鹹豆漿(シェントウジャン)と組み合わせて食べても美味しい。


これまで、台湾の現地に行くことでしか食べることのできなかった「台湾おにぎり」

ところが、近年の台湾グルメブームの流れもあって、東京でも本格的な「台湾おにぎり」が食べられるお店が徐々に増え始めているらしい。

そこで、今回は東京で食べられる台湾おにぎりを徹底調査!それぞれのお店の味をリポートしちゃいます。

これを読めば、絶対に食べに行きたくなるはず。

さあ、レッツゴー!




❶wanna manna(ワナ マナ)【飯田橋】


飯田橋のサクラテラスの中庭に面したお洒落なカフェ風の台湾朝食の専門店。
台湾おにぎりは、総合、ロウソン、ポークエッグの3種類から選べる。
具の中にザーサイが入っていて、バランスのいい甘辛な味わいが楽しめる。



さっそく、いただいちゃいましょう!
がぶっ。
もちもち〜
サクサクっ
なるほど、もち米を使っているのか。
外のお米はかなりモチモチしているぞ。
そして、このサクサクした食感は台湾式の揚げパンとのこと。
ごはんの中に、パンが入っているのか。
これは新鮮!

さらに、たっぷりのザーサイが存在感を出している。
食べ進めると次から次へとザーサイの薄切りが登場する感じ。
刻んだ高菜やピーナッツも入っていて、とにかく食感が楽しい。
大きなおにぎりだけど、どんどん食べ進めてしまう。

あれ、でも肝心のお肉が出てこないなあ。
たしか、ロウソンおにぎりは「肉鬆飯糰」と書かれていたはず。
でも、お肉の姿が見当たらないよ。
食べ進めても、食べ進めても、お肉は出てこない。

中の具たちをじっくり見てみる。
揚げパン
ザーサイ
卵焼き
高菜
ピーナッツ

あとは…
佃煮ふりかけ???
よく見ると甘い味付けの鰹節の佃煮ふりかけみたいなものが入っている。
まさか、これがロウソン?




❷東京巷口飯糰店(トウキョウシャンコウファントァンディエン)【大久保】


東京の大久保駅近くにある日本で唯一の台湾おにぎりの専門店。
路面に面したお店で手軽にテイクアウトできる。

ここの台湾おにぎりの特徴は、香りづけに八角を使っているところ。
甘く華やかな香りで、本場の味を楽しめる。



いっただきまーす!
がぶっ。
うはぁ。もっちもち〜

まずは、もち米のモチモチとした食感。
そしてサクッ、カリッとした食感も。
これは、カリカリに揚げられた揚げパンかな。
さらに、高菜や煮卵もしっかりと存在感をだしている。
かじるごとに味が変わっていくのが面白い。

そして、「肉鬆」と呼ばれる甘い肉でんぶもたっぷりはいっている。
そうそう。
この「肉鬆」の読み方は知っているぞ!
「ロウソン」って言うんだ。

ここの台湾おにぎりは、前回、他のお店で食べたものとは味がだいぶ違う。

前のお店の台湾おにぎりにはザーサイがたっぷり入っていたけれど、こちらには入っていない。
その代わりに前のお店の台湾おにぎりでは感じなかった、八角の甘く華やかな香りが感じられる。

こちらの方が、より現地の味に近いのかもしれないな。
もちっ。カリッ。さくっ。



❸騒豆花(サオドウファ)【新宿】


新宿ミロード内にある台湾式朝ごはんのお店。
ランチタイムでも、朝ごはんセットが食べられるのが嬉しい。

台湾おにぎりは、かなりモチモチに握られていて少しお餅っぽくも感じられて、それがまたいい。
比較的あっさりとした味わいで食べやすいので、鹹豆漿(シェントウジャン)などと組み合わせても良さそうだ。



まずは、自家製の鹹豆漿(シェントウジャン)から!
豆乳をふんわり固めた台湾の定番朝ごはん。
柔らかい味わいが、胃の中にするすると落ちていくぞ。
心地いい味わい。
そして、飯糰(ファントン)に食らいつく!
他の店もそうだけど、飯糰はとにかく大きい。
日本のおにぎりの倍以上はある。
がぶっ!
おお。もっちもちのもち米!
この噛みごたえとお腹に溜まる感じが、たまらない!

具は、煮卵、肉鬆(ロウソン)、油條(ヨウティアオ)、高菜など。
食べるところによって、その食感や味わいが変わっていて楽しい。

これまで食べてきた他のお店と比べると、味は比較的あっさり。鹹豆漿や担々麺など、他の料理と組み合わせて食べても良さそうだ。




❹東京豆漿生活(トウキョウトウジャンセイカツ)【五反田】


五反田の駅から少し歩いたところにある、レトロお洒落なたたずまいのお店。
東京で本格的な台湾朝食を食べられるお店の先駆けと言われていて、週末は行列のできる人気店だ。

台湾おにぎりは超粒種のもち米を使っていて、かなりモチモチ。しかも揚げパンが超カリカリ!例えるとラスクぐらいかな。

毎朝店内で搾る新鮮な豆乳を使ったスープの鹹豆漿(シェントウジャン)と一緒に台湾おにぎりを食べると最高。




まずは鹹豆漿(シェントウジャン)から。
鹹豆漿(シェントウジャン)とは、台湾式の豆乳スープのこと。ほんのり甘い豆乳にお酢やラー油、小ネギや干しエビ、そして油條(台湾式揚げパン)がはいっている。

お酢の力で豆腐状になった豆乳スープをスプーンですくって飲む。
ふわぁ。
口の中に豆乳の甘みが広がる。

とても優しい味わいだ。
胃袋に染みていくというか、飲むたびに身体が元気になる感じがする。

そして、飯糰(台式おにぎり)も食べてみよう。
がぶりっ!
おお、かなりモチモチだ。
このおにぎりは日本のおにぎりと違ってもち米(しかも長粒種)を使っているとのこと。弾力のある噛み心地がいい感じだ。

中には、高菜や煮卵、肉髭(ロウソン)をぎっちり。これが辛い、甘い、しょっぱいと複雑な味わいを生み出している。

カリカリッ。

おお!
この食感は油條(台湾式揚げパン)だ。
これまで食べてきた油條に比べて、ここのお店の油條はかなりカリカリに揚がっているぞ。

お菓子のラスクぐらいの固さはあるかな。




❺豆乳専科(トウニュウセンカ)【池袋】


池袋の駅ビルEsoraに入っていて、台湾デザートと台湾グルメがいろいろ食べられるお店。
タッチパネルで注文ができる、かなり現代的なお店。
たぶんもち米に合わせて普通のお米も一緒に炊いているので、ふっくらした日本のおにぎりに近い味わいが楽しめる。


さっそくいただこう。
普通のおにぎりの2倍以上はありそうな、台湾おにぎりにかぶりつく。

がぶっ。

うわぁ。
とにかく具沢山だ。
煮卵や高菜、肉髭と言われる肉のでんぶ。

カリッカリッ。
この食感。
これは台湾風の揚げパン。
台湾おにぎりには、この揚げパンが入っていることが多い。

あっ、ここのお店の台湾おにぎりは他のお店と少し違うかも。
ごはんがふっくらな感じがする。

他のお店は、もち米でできていてモッチモチなんだけど、ここのお店はもう少しふっくら。
もしかしたら、もち米と普通のお米を混ぜて炊いているのかもしれないな。

大きな大きなおにぎりだけど、たくさんの具が入っているおかげで、飽きずに最後までペロリ。

ふぅ。
満腹、満腹。




いかがでしたでしょうか。
東京で食べられる本格的な台湾おにぎりたち。
その美味しさやボリュームにかなり魅力的!

機会があればぜひ、味わってみてくださいね。

ご馳走たまでした!





えっ!
もっと台湾おにぎりを食べたいって!?
では、世界一周をしてきた夫婦が特別に作ってくれたルーロー飯のおにぎりの話もおかわりどうぞ。


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ハスつか
ファンベースデザイナー、地域創生プロデューサーなどしてます。 おむすびnoteを毎日書いてたり、浦和レッズを応援したり… みんなが、好きなこと、応援したいことを素直に言える世の中にしたいなあ。 皆さんと、いろいろなコラボをしたいです! ぜひぜひご連絡ください!

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