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らんまんの「スエコザサ」が新語・流行語大賞2023ノミネート。牧野記念庭園に見に行った話をもう一度

《連続1574日目!》


本日、新語・流行語大賞2023のノミネート30語が発表された。
「I'm wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)」や、「新しい学校のリーダーズ/首振りダンス」、「別班/VIVANT(ヴィヴァン)」など、注目していて、馴染みのある言葉が多い印象。

その中にあったのが「スエコザサ」という言葉。

NHKの朝ドラのらんまんを観ていなかった方には、「いったいなんの言葉だろう」と思われるかもしれない。

スエコザサとは、植物学者の牧野富太郎が妻の名前をちなんだ植物(ササ)のことで、その牧野富太郎をモデルにしたNHK連続テレビ小説『らんまん』最終週の放送タイトルにもなった。
最終回では、図鑑最後のページに寿恵子の名を刻んだ新種の笹を加えたシーンがあって感動的だった。

『らんまん』を知っている方にも、知らない方にもスエコザサがどんなものかを知って欲しいので、スエコザサを見に行った話をしたいと思う。

(今回の記事は、10月2日に公開した記事を加筆修正したものです)



自分と同じように、らんまんロスになった方も多かったのだろう。

9月の最終土曜日の練馬区牧野記念庭園。
その中に設置された牧野富太郎の記念館の前には、長い長い列ができていた。



その前日で終了したのが、NHKの朝ドラ『らんまん』
感動の最終回を終えて、自分はこんなnoteを書いていた。


●真っすぐな作品だった
最初から最後まで、話がぶれずに一貫性があった。
主人公には大きな夢があって、コツコツ努力を続けていかないとそこには辿り着けない。

●登場人物がみんな魅力的だった

万太郎だけでなく、ヒロインの寿恵子も主役と言えるような内容だった。また、登場人物が全員魅力的で、丁寧に描かれている。たまに出てきたお笑い芸人の方でさえも、話に彩りを与えていた。

ストーリーへの納得感
話の展開も広く、多くの人との出会いが描かれていたが、その出会いの意味が後から必ず回収されていた。モヤモヤ感が残らずに、純粋にストーリーを楽しむことができた。最終回も(15分しかないはずなのに)場面をゆっくり丁寧に描いてくれた。

また、その記事の中では、ドラマが本当に細部までこだわって作られていることも触れた。
そうすると、もっとこの『らんまん』のことや、そのモデルになった牧野富太郎について知りたくなってきた。

調べてみると、ドラマにも出てきた練馬区の東大泉の牧野富太郎の住居跡が記念庭園として残されているとのこと。

これは行ってみないと!


西武池袋線大泉学園駅から5分くらい歩く。
目的地の牧野記念庭園の案内看板が見えてきた。



住宅街の中に林みたいに木々が生い茂っている場所が見えてきた。
ここが、牧野記念庭園。
練馬区の施設で、嬉しいことに無料で入れるとのこと。


万太郎と妻のすえちゃんのパネル!
らんまんの物語が思い出される。



園内には、牧野富太郎が愛した草花がたくさん植えられている。
その中に講習室、記念館、書屋展示室がある。


記念館では特別展示「牧野富太郎 草木とともに」が開催中。
(期間は10月9日まで)

これは、絶対に見ないと!


みなさん、考えることは一緒。
ここから、行列に並ぶこと40分。。。


ようやく記念館に入場。
まずは、常設展示室から。


牧野富太郎の残した品々が展示されている。


ドラマにも出てきた「日本植物図鑑」!


標本採集グッズの数々。
実際に使用していた顕微鏡や胴乱も。


91歳の時の書。
達筆です。


特別展示の部分は撮影禁止でした。



牧野富太郎の書庫を再現した展示も。



園庭に戻って、出口へ。

牧野富太郎の銅像の周りを、研究生活を支えてくれた最愛の妻・壽衞(すえ)の名前をつけたスエコザサが囲んでいた。

「家守りし妻の恵やわが学び 世の中のあらん限りやスエコ笹」
これは、牧野富太郎が妻に捧げた歌である。



時代を超えて、愛の素晴らしさを伝えてくれたスエコザサ。
ぜひ、その名前と姿を多くの方に知って欲しいと思う。



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