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【おにぎりリポート1400回突破】 昭和レトロな喫茶店「伯爵邸」 大宮ナポリタン&沖縄おにぎりのディープな夜に

【1400むすび】伯爵亭(大宮)沖縄おにぎり
《連続2033日目!》


2019年7月から始めたおむすび1000日リポート。
最初の1000日間は毎日リポートを続け、1001日目からは更新ペースを落としながらも、より深く、より広く、おむすびの世界を伝えてきた。


そして今回、ついに1400回目のリポートに到達!

パチパチパチパチ👏


ひとりの足で全国1000軒近くのおむすび販売店を巡り、ひとりの舌で確かめた味の記録。

この積み重ねは、日本の食文化の今を語る上でも貴重なものに違いない。

まあ、最近ではおむすび人気の高まりもあり、都内の有名店の情報は容易に手に入るようになった。

しかし、そういった一般的な情報では、ハスつかのnoteを愛読してくれているみなさんには、ちょっと物足りないかもしれない。

そこで…

1400回突破を記念して、もっともっとディープなおむすびの世界にみなさんを誘いたいと思います。



埼玉県の交通の中心大宮駅。その東口に降りると、たくさんの人が行き交う賑やかな街並みがある。

そのまま通りを進み、アーケードの奥の一本裏へと入ると、喧騒が嘘のように消えた。


薄暗い路地を進んでいくと、ふと現れるレンガ調の建物。


それが、昭和の香りが漂う喫茶店「伯爵邸」だった。



扉を開けると、そこには時間が止まったかのような空間が広がっていた。分厚い木のテーブル、使い込まれた重厚な椅子、柔らかく灯るランプの光。

夜の時間にも関わらず、店内はお客さんで賑わい、それぞれが思い思いの時間を過ごしている。



この伯爵亭。メニューがとにかく多い。
ざっと数えてみたら、料理で130種類以上、ドリンクで240種類以上もあった。(メニューごとにナンバリングがふってある)

そのメニューの中で、最初から頼もうと決めていたものがある。

それは、店の外にのぼりとして大きく書かれていたもの。
この伯爵亭の名物「元祖大宮ナポリタン」だ。




大きなお皿の上にこんもりと盛られていたのが、ケチャップたっぷりのパスタ。その上にはカットされた水菜が乗せられていて、ボリュームたっぷりのビジュアルだ。

実は、大宮ナポリタンの定義は、埼玉県産の野菜が1種類以上使うこと。
きっと、この水菜も埼玉県産に違いない。


フォークでパスタをくるっと巻いて、口いっぱいに頬張る。

濃厚な甘みと酸味が絡み合い、じわりと広がる懐かしさ。これぞ“昭和の喫茶店ナポリタン”の真骨頂である。



ドリンクの1杯目は、大ジョッキで黒ラベルをいただいた。
濃厚なナポリタンをビールの泡が爽快に胃袋に流し込んでくれた。

ビールはあっという間になくなってしまったので、2杯目を注文することにした。
240種類もあるドリンクメニューをひとつひとつ見ていると、ある名前を見つけてしまった。

それが「浦和レッズエナジー」

30年以上、浦和レッズサポーターをしている自分にとっては、絶対に頼まなくてはならないドリンクである。

さっそく注文をする。

そこで、運ばれてきたのはかなり驚くようなドリンクであった。

グラスの3分の1ぐらいに入っていたのが、赤い色をしたリキュール(レッドベア)
どうやら、そこにエナジードリンクを掛けて、混ぜるらしい。

そのエナジードリンクとは・・「レッドブル」だった。

レッドブルは、浦和レッズのライバルチーム大宮アルディージャを買収した企業。今シーズンからはRB大宮アルディージャという名称に変わっている。
ライバルチームのドリンクを混ぜてしまうとは。。

いや、ここは大宮の街だ。大宮アルディージャのホームタウンに、ライバルチーム浦和レッズのドリンクがあること自体が凄いことであり、ライバルチームを飲み込んでしまうという意味にしてしまえば問題ないはずだ。



えいっ。
一気にレッドブルを注ぎ、ゴクッと口に含む。
うまい。爽やかな酸味とみなぎるエナジー感。体中が一気に熱くなる。

お腹もまだまだ入りそうだ。
よし。もう一品追加しよう!



見つけてしまった。
発見してしまった。


メニュー表の中に、おにぎりの文字を。
しかも、ただのおにぎりではない「沖縄おにぎり」だ。

実は、自分は沖縄のおにぎりの大ファンであり、このnoteの中でも10回以上の沖縄旅シリーズを書いている。
登場してきた沖縄おにぎりの数は100種類を超えている。



沖縄おにぎりが好きすぎて、川崎市のレシピコンテストでも新しいポークたまごおにぎりレシピをつくり、入賞してしまったこともある。


これは、注文するしかないでしょう!




どどーん。
で、でかい!

味噌汁のお椀と比べてみてもらえればわかるかもしれないが、大きなお茶碗ぐらいのごはんの量のおにぎり。
それが、2個も運ばれてきた。

見た目もかなりユニークだった。

俵型のごはんの上に、堂々と鎮座する分厚いランチョンポーク。
その上にたっぷりと塗られた黄色いマヨネーズソースが、食欲を刺激する。

沖縄のポークたまごおにぎりというよりも、ハワイのスパムむすびに近そうだ。



いっただきまーす。

大きな口でがぶりと噛りつく。

おお。うまい!
スパムの塩気とマヨネーズソースのコクがたまらない。
スパムの下にもたっぷりのマヨネーズが塗られていて、ごはんとのつなぎの役割をしている。

おっ!
さらに驚いたのは、ごはんの中に仕込まれた肉。
まさか、ここにもうひとつの旨みが潜んでいるとは。


沖縄のポークたまごおにぎりとハワイのスパムおむすび。
そこに伯爵邸のアレンジが加わった、まさに大宮でしか食べられない沖縄おにぎりになっている。

ボリュームタップリでも食べられちゃう工夫。
あれよあれよと完食!満足度もお腹も限界突破!



大宮の街にある昭和レトロな喫茶店「伯爵邸」
大宮ナポリタンと沖縄おにぎりのディープな夜に。


1400回目のご馳走たまでした!



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ハスつか
ファンベースデザイナー、地域創生プロデューサーなどしてます。 おむすびnoteを毎日書いてたり、浦和レッズを応援したり… みんなが、好きなこと、応援したいことを素直に言える世の中にしたいなあ。 皆さんと、いろいろなコラボをしたいです! ぜひぜひご連絡ください!