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【短歌】国会図書館デジタルコレクションで読める歌論・評論・入門書【200冊】

はじめに

国会図書館デジタルコレクションの、個人送信サービスで読める歌論・評論・入門書を200冊分まとめました。有名な書籍は優先的に載せています。

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リストについて

・リストは「浅香社」成立以降の明治26年(1893年)から作成しました。
・論争には流れがあるので、出版年順にリスト化しました。続巻があるものは読みやすさを重視して、1巻に続けてリストを載せています。
・このリストは本棚のようなものと思ってください。必要な部分だけ切り抜くなど、ご自身でカスタマイズしてご利用ください。

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明治26年~大正元年(1893年~1912年)

末松謙澄 著『国歌新論』,哲学書院,明30

黒瞳子 著『新派和歌評論』上編,鳴皐書院,明34

与謝野鉄幹 著『新派和歌大要』,大学館,明35

窪田空穂 (通治) 著『新派短歌評釈 : 附・作法』,玄黄社,明41


大正2年~昭和元年(1913年~1926年)

金子薫園 著『作歌練習法』,新潮社,大正2

尾上柴舟 著『短歌髄脳』,明治出版社,大正5

斎藤茂吉 著『短歌私鈔』,白日社出版部,大正5

若山牧水 著『批評と添刪 : 作歌捷径』,聚英閣,大正9

島木赤彦 著『歌道小見』,岩波書店,大正13

橋田東声 著『自然と韻律 : 評論集』,高陽社,大正13

窪田空穂 著『短歌に入る道』,金星堂,大正15


昭和2年~昭和9年(1927年~1934年)

伊藤左千夫 著『左千夫歌論集』巻1,岩波書店,昭和4
 ┗伊藤左千夫 著『左千夫歌論集』巻2,岩波書店,昭和4
 ┗伊藤左千夫 著『左千夫歌論集』巻3,岩波書店,昭和6

プロレタリア歌人同盟 編『プロレタリア歌論集』,紅玉堂書店,昭和5

『明治大正短歌研究』,水甕社,昭和6

児山敬一 著『短歌芸術論』,改造社,昭和6.

尾山篤二郎 著『短歌論攷』,立命館出版部,昭和6

吉井勇 著『短歌入門』,誠文堂,昭和7

渡辺順三 著『史的唯物論より観たる近代短歌史』,改造社,昭和8

宇都野研 著『短歌評論実作者の言葉』,岡倉書房,昭和8

石井直三郎 編『明治大正短歌評釈』,水甕社,昭和9

長谷川誠一 著『新短歌の研究』,短歌研究会,昭和9

渡辺順三 著『短歌の諸問題』,ナウカ社,昭和9


昭和10年~昭和19年(1935年~1944年)

『現代歌論歌話叢書』[第1] (窪田空穂篇),改造社,昭和10
 ┗『現代歌論歌話叢書』[第2] (太田水穂篇),改造社,昭和10
 ┗『現代歌論歌話叢書』[第3] (北原白秋篇),改造社,昭和10
 ┗『現代歌論歌話叢書』[第4] (佐佐木信綱篇),改造社,昭和10

鈴木北渓 著『現代短歌発展史論』,木鐸社,昭和10

土屋文明 著『短歌入門』,古今書院,昭12

渡辺順三 著『短歌論』,三笠書房,昭13

岡山巌 著『短歌文学論』,第一書房,昭14

片桐顕智 著『明治短歌史論』,人文書院,昭14

佐佐木信綱 編『日本歌学大系』第1巻,文明社,昭和15-17
 ┗佐佐木信綱 編『日本歌学大系』第2巻,文明社,昭和15-17
 ┗佐佐木信綱 編『日本歌学大系』第3巻,文明社,昭和15-17
 ┗佐佐木信綱 編『日本歌学大系』第4巻,文明社,昭和15-17
 ┗佐佐木信綱 編『日本歌学大系』第5巻,文明社,昭和15-17
 ┗佐佐木信綱 編『日本歌学大系』第7巻,文明社,昭和15-17

小泉苳三 著『近代短歌の性格』,万里閣,昭15

小泉苳三 編『明治大正短歌資料大成』第1巻,立命館出版部,昭和15-17
 ┗小泉苳三 編『明治大正短歌資料大成』第2巻,立命館出版部,昭和15-17
 ┗小泉苳三 編『明治大正短歌資料大成』第3巻,立命館出版部,昭和15-17

北原白秋 著『短歌の書』,河出書房,1942

窪田空穂 著『短歌をめぐりて』,桃蹊書房,昭和16

吉原敏雄 著『概観短歌史』,大日本出版社峰文荘,昭和17

斎藤瀏 著『わが悲懐』,那珂書店,昭和17

土屋文明 著『短歌小径』,開成館,昭和19

昭和20年~昭和29年(1945年~1954年)

石山徹郎 著『現代短歌』,日本評論社,昭和20

窪田空穂 著『短歌作法入門』,鼎書房,昭和22

正岡子規 著『歌よみに与ふる書 : 正岡子規選集』,報文社,昭和22

加藤将之 著『斎藤茂吉論 : 歌論集』,風樹書院,昭和22

斎藤茂吉 著『短歌写生の説』,永言社,昭和22

松村英一 著『現代短歌入門』,暁書房,1948

窪田空穂 著『明日の短歌』,竜行社,1948

窪田空穂 著『短歌に入る道』,中根書房,1949

渡辺順三 著『近代短歌史 : 史的唯物論より観たる近代短歌史』,真理社,1949

斎藤茂吉 著『短歌一家言』,斎藤書店,1949

斎藤茂吉 著『明治大正短歌史』,中央公論社,1950
 ┗斎藤茂吉 著『明治大正短歌史』続,中央公論社,1951

近代短歌講座刊行会 編『近代短歌講座』第1巻 (短歌史と古典鑑賞),新興出版社,1951
 ┗近代短歌講座刊行会 編『近代短歌講座』第2巻 (短歌の本質と作法),新興出版社,1951
 ┗近代短歌講座刊行会 編『近代短歌講座』第3巻 (近代短歌とその鑑賞),新興出版社,1950

佐藤佐太郎 著『短歌入門ノオト』,第二書房,1951

高田浪吉 著『明治・大正・昭和短歌史』,富士書店,1952

近藤芳美 著『新しき短歌の規定 : 歌論集』,十字屋書店,1952

渡辺順三 著『近代短歌史』第1部,河出書房,1952
 ┗渡辺順三 著『近代短歌史』第2部,河出書房,1952

桑原武夫 著『第二芸術論 : 現代日本文化の反省』,河出書房,1952

木俣修, 安田章生 共著『現代短歌手帖』,創元社,1952

佐藤佐太郎 著『純粋短歌』,宝文館,1953

近藤芳美 著『現代短歌 : 歌論集』,白玉書房,1953

小野十三郎 著『短歌的抒情』,創元社,1953

窪川鶴次郎 著『近代短歌史展望』,和光社,1954


昭和30年~昭和39年(1955年~1964年)

宮柊二 著『埋没の精神』,第二書房,1955

北住敏夫 著『写生説の研究』,角川書店,1955

小泉苳三 著『近代短歌史』明治篇,白揚社,1955

若月彰 著『乳房よ永遠なれ : 薄幸の歌人中城ふみ子』,第二書房,1955

木俣修 等著『短歌を作る人に : 現代短歌入門』,東京創元社,1956

木俣修 著『近代短歌の諸問題 : 歌論集』,新典書房,1956

木俣修 著『人間と短歌 : 歌論集』,新典書房,1956

木俣修 著『近代歌人群像 : 歌論集』,新典書房,1956

高安国世 著『抒情と現実 : 今日の短歌明日の短歌』,第二書房,1956

佐藤佐太郎 著『短歌の話』,宝文館,1957

佐藤佐太郎 著『斎藤茂吉研究』,宝文館,1957

菱川善夫 著『敗北の抒情 : 評論集』,作品社,1958

坪野哲久 著『昭和秀歌』,理論社,1958

窪田空穂, 土岐善麿, 土屋文明 編『近代短歌史』第1巻 (明治短歌史),春秋社,1958
 ┗窪田空穂, 土岐善麿, 土屋文明 編『近代短歌史』第2巻 (大正短歌史),春秋社,1958
 ┗窪田空穂, 土岐善麿, 土屋文明 編『近代短歌史』第3巻 (昭和短歌史),春秋社,1958

上田三四二 著『アララギの病歌人』,白玉書房,1959

斎藤喜博 著『表現と人生 : 歌論集』,国土社,1960

木俣修 著『短歌のあらまし : 作る人のために』,明治書院,1961

岡井隆 著『海への手紙 : 岡井隆歌論集』,白玉書房,1962

『現代歌人百人 : 評論集』,短歌新聞社編集部,1962

小瀬洋喜 著『回帰と脱出 : 小瀬洋喜歌論集』,日本文芸社,1963

岡井隆, 金子兜太 共著『短詩型文学論』,紀伊国屋,1963

勝本清一郎, 吉田精一, 木俣修 編『現代短歌の源流 : 座談会形式による近代短歌史』,短歌研究社,1963

渡辺順三 著『定本近代短歌史』上巻,春秋社,1963
 ┗渡辺順三 著『定本近代短歌史』下巻,春秋社,1964

佐藤佐太郎 著『短歌指導』,短歌新聞社,1964

昭和40年~昭和49年(1965年~1974年)

木俣修 著『近代短歌の史的展開』,明治書院,1965

上田三四二 著『詩的思考の方法』,白玉書房,1965

斎藤正二 編著『戦後の短歌 : <現代>はどううたわれたか』,社会思想社,1966

『小野十三郎評論集工作者の口笛』,国文社,1966

窪田章一郎 著『短歌入門』,春秋社,1966

吉田精一, 本林勝夫, 岩城之徳 編『現代短歌評釈』,学灯社,1966

木俣修 著『短歌回向』,海燕社,1967

寺山修司 著『時代の射手』,芳賀書店,1967

中野嘉一 著『新短歌の歴史 : 自由律運動半世紀の歩みと展望』,昭森社,1967

新間進一 著『近代歌壇史』,塙書房,1968

新間進一 著『近代短歌史論』,有精堂出版,1969

上田三四二 著『現代歌人論』,読売新聞社,1969

近藤芳美 著『茂吉死後 : 歌論集』,短歌新聞社,1969

前田透 著『律と創造 : 歌論集』,短歌新聞社,1970

佐藤佐太郎 著『短歌作者への助言』,短歌新聞社,1970

大野誠夫 著『実験短歌論』,短歌新聞社,1970

木俣修 著『大正短歌史』,明治書院,1971

中井英夫 著『黒衣の短歌史』,潮出版社,1971

塚本邦雄 著『夕暮の諧調 : 評論集』,人文書院,1971

塚本邦雄 著『定型幻視論 : 塚本邦雄評論集』,人文書院,1972

菱川善夫 著『現代短歌美と思想 : 菱川善夫評論集』,桜楓社,1972

宮柊二 著『石梨の木 : 宮柊二歌論集』,短歌新聞社,1972

中野嘉一 著『新短歌鑑賞』,芸術と自由社,1973

木俣修 著『近代短歌の花 : 評論集』,短歌新聞社,1973

岡井隆 著『辺境よりの註釈 : 塚本邦雄ノート』,人文書院,1973

近藤芳美 著『無名者の歌』,新塔社,1974

宮柊二 著『短歌読本』,東京美術,1974

岡井隆 著『新編現代短歌入門 : 危機歌学の試み』,大和書房,1974

塚本邦雄 著『麒麟騎手 : 寺山修司論』,新書館,1974

塚本邦雄 著『煉獄の秋 : 塚本邦雄評論集』,人文書院,1974

菱川善夫 著『戦後短歌の光源 : 現代歌人論 評論集』,桜楓社,1974


昭和50年~昭和59年(1975年~1984年)

大野誠夫, 馬場あき子, 佐佐木幸綱 編『短歌のすすめ : 現代に生きる不滅の民衆詩』,有斐閣,1975.

加藤将之 編『現代短歌の20人 : 戦後歌人論』,清水弘文堂,1975

・佐佐木幸綱 著『極北の声 : 佐佐木幸綱評論集』,角川書店,1976

高安国世 著『詩と真実 : 高安国世歌論集』,短歌新聞社,1976

寺山修司 著『思想への望郷』,旺国社,1976

篠弘 著『近代短歌論争史』明治大正編,角川書店,1976
 ┗篠弘 著『近代短歌論争史』昭和編,角川書店,1981

近藤芳美, 中野菊夫, 前田透 著『現代短歌の世界 : 作歌と作法』,古川書房,1976

奥村晃作 著『現代短歌 : 奥村晃作歌論集』,短歌新聞社,1977

磯田光一 編『塚本邦雄論集』,審美社,1977

岡井隆 著『韻律とモチーフ』,大和書房,1977

岡井隆 著『辺境よりの註釈 : 塚本邦雄ノート』,人文書院,1973

塚本邦雄 著『非在の鴫 : 評論集』,人文書院,1977

安森敏隆 著『斎藤茂吉幻想論』,桜楓社,1978

木俣修 [著]『昭和短歌史』1,講談社,1978
 ┗木俣修 [著]『昭和短歌史』2,講談社,1978
 ┗木俣修 [著]『昭和短歌史』3,講談社,1978
 ┗木俣修 [著]『昭和短歌史』4,講談社,1978

吉田弥寿夫 著『現代短歌・作家と文体 : 吉田弥寿夫評論集』,雁書館,1978

福島泰樹 著『抒情の光芒 : 評論集』,国文社,1978

前田透, 中野菊夫 編『短歌のこころ : 自分の言葉で歌うために』,有斐閣,1979

『篠弘歌論集』,国文社,1979

『富士田元彦短歌論集』,国文社,1979

近藤芳美 著『短歌思考 : 歌論集』,短歌新聞社,1979

玉城徹 著『茂吉の方法』,清水弘文堂,1979

佐佐木幸綱 著『底より歌え : 近代歌人論』,小沢書店,1979

岡井隆 著『時の峡間に : 現代短歌の現在 岡井隆評論集』,雁書館,1979

前田透 著『短歌と表現』,不識書院,1980

塚本邦雄 著『詩歌宇宙論』,読売新聞社,1980

菱川善夫 著『飢餓の充足 : 現代短歌・状況と課題』,桜楓社,1980

菱川善夫 著『現代短歌人と作品』,桜楓社,1980

菱川善夫 著『歌のありか』,国文社,1980

宮柊二 著『短歌のしるべ』,東京美術,1980

十月会 編『戦後短歌結社史』,十月会,1981

岡井隆 著『近藤芳美と戦後世界』,蒼土舎,1981

塚本邦雄 著『新古今新考 : 断崖の美学』,花曜社,1981

岩田正 著『現代短歌の世界』,国文社,1981

佐佐木幸綱 著『佐佐木信綱』(短歌シリーズ・人と作品 ; 2),桜楓社,1982
 ┗中晧 著『与謝野鉄幹』(短歌シリーズ・人と作品 ; 3),桜楓社,1981
 ┗新間進一 著『与謝野晶子』(短歌シリーズ・人と作品 ; 4),桜楓社,1981
 ┗窪田章一郎 著『窪田空穂』(短歌シリーズ・人と作品 ; 5),桜楓社,1980
 ┗北住敏夫 著『長塚節』(短歌シリーズ・人と作品 ; 7),桜楓社,1981
 ┗藤岡武雄 著『若山牧水』(短歌シリーズ・人と作品 ; 8),桜楓社,1981
 ┗島田修二, 田谷鋭 著『北原白秋』(短歌シリーズ・人と作品 ; 9),桜楓社,1982
 ┗岩城之徳 著『石川啄木』(短歌シリーズ・人と作品 ; 10),桜楓社,1980
 ┗武川忠一 著『土岐善麿』(短歌シリーズ・人と作品 ; 11),桜楓社,1980
 ┗丸山静, 上田三四二 著『島木赤彦』(短歌シリーズ・人と作品 ; 13),桜楓社,1981
 ┗太田青丘 著『太田水穂』(短歌シリーズ・人と作品 ; 14),桜楓社,1980
 ┗千勝重次, 岡野弘彦 著『釈迢空』(短歌シリーズ・人と作品 ; 15),桜楓社,1981
 ┗岩津資雄 著『会津八一』(短歌シリーズ・人と作品 ; 16),桜楓社,1981
 ┗近藤芳美 著『土屋文明』(短歌シリーズ・人と作品 ; 17),桜楓社,1980
 ┗長沢一作, 今西幹一 著『佐藤佐太郎』(短歌シリーズ・人と作品 ; 17),桜楓社,1981
 ┗島田修二 著『宮柊二』(短歌シリーズ・人と作品 ; 19),桜楓社,1980
 ┗本林勝夫 著『近代歌人』(短歌シリーズ・人と作品 ; 21),桜楓社,1984
 ┗岡野弘彦 [ほか]編『現代歌人』(短歌シリーズ・人と作品 ; 22),桜楓社,1982
 ┗藤岡武雄 編著『諸説近代秀歌鑑賞』(短歌シリーズ・人と作品 ; 23),桜楓社,1981

佐佐木幸綱 [著]『作歌の現場 : 現代短歌入門』,角川書店,1982

塚本邦雄 著『詩魂紺碧 : 詩歌の未来』,花曜社,1983

『寺山修司全歌論集』,沖積舎,1983

岡井隆 著『古代詩遠望 : 続・前衛短歌の問題』,短歌研究社,1983

昭和60年~(1985年~)

岡井隆 著『岡井隆の短歌塾』入門編,六法出版社,1984

島田修二 著『現代短歌入門』,文化出版局,1984

宮柊二 著『白秋・迢空』,河出書房新社,1984

中井英夫 著『暗い海辺のイカルスたち : 中井英夫短歌論集』,潮出版社,1985

篠弘 著『自然主義と近代短歌』,明治書院,1985

三枝昂之, 田島邦彦 編『処女歌集の風景 : 戦後派歌人の総展望』,ながらみ書房,1987

上田三四二 著『短歌一生 : 物に到るこころ』,講談社,1987

宮柊二 [著]『短歌に見る人生』,講談社,1987


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※リストは随時更新します。

以下の記事では歌集をまとめています。ご興味があればご利用ください。


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辻原僚(短歌)
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