何も食べなかった息子がなんでも食べるようになった話
お久しぶりです。
まだブログがきまぐれ不定期ですが、
読んでいただいている方ありがとうございます。
今日は少しテーマを絞って長男の食の話をしようと思います。
子育て中の食の話なので、いろんなご意見があると思いますが、私の子はこうでしたという話をさせてください。
長男の紹介をすこし。
現在6歳
3歳の頃に不特定型広汎性発達障害の診断
産まれてから寝ない・食べない・常に泣く
そんな息子は1歳9ヶ月まで母乳のみで育ち、
胃腸炎からの脱水による入院で採血検査をした際にけっこうな貧血であることがわかり、医師からの勧めで入院中に断乳となりました。
産まれてから母乳は飲むけど、少しずつしか飲まない子で頻回にあげないといけなくて、預けることもできなかったほど。
離乳食は5ヶ月からはじめましたが、どれも口につけると泣いてしまい、手作りもベビーフードもダメ。
とろとろにしても少し固さを残してもダメ。
ベビー用のおせんべいなどおやつも一切受け付けてくれませんでした。
泣きながらお願いだから食べてと言ってあげたこともあったし、作る気力すらなくなることもありました。
入院中は胃を休めるために絶飲食で食事可能になっても授乳できないため3日間ひたすら大泣きする息子を抱っこしてあやすことしかできませんでした。
最後の日はやはりお腹が空いていたので、入院食を食べはじめました。それからごはんを食べてくれるようになりましたが、強制断乳から心が病んでしまったのかしばらくあまり笑わない日が続きました。
実母と義母には笑わないのがあまりにもかわいそうで、
どうしても授乳してやれないのかとも言われましたが、あれだけ頑張って辞めたのにまた同じ思いをどこかのタイミングでさせないといけない方がかわいそうだからと授乳しませんでした。
貧血はごはんからの栄養とインクラミンシロップで2年ほど通院して貧血が改善され現在は治っています。
そんな息子が現在6歳。
すごく食べます。笑
いろいろ食べます。笑
(まだ嫌いなものはありますが。)
私が親としてやってきたこと。
・・・・・・特にないんです。
期待させてしまってごめんなさい。
いろんなことをしてきました。
横で怒りながら食べさせたり、
褒めておだてながら食べさせたり、
ごはんをかわいく飾ってみたり、
ベランダで食べさせてみたり、
ネットで見た身体にいいといわれる食品や
サプリを試してみたり、
自分が思いついてやれることは
やってきたけど、
どれもこれが決め手!となったものはないです。
強いて言うなら、こども園に入園して
集団生活のなかでごはんを食べることは
いいきっかけだったと思います。
周りの子が食べているから食べる。
それは食べれる食材が増えたので
先生のおかげです。
あと、親戚みんなで集まって食べるごはんも
普段だと食べなかったのにその日は食べたり、
うちの子の場合は、食事をする経験が増えることで食べれるようになりました。
ブロッコリー、にんじん、かぼちゃ、
ごぼう、たけのこ、喜んで食べます。
肉も魚も食べます。
今日はおやつにきなこが食べたいと言ってきなこ
を食べてました。笑
今まで食べなかった原因は医療的な診断を受けたり、専門家の方に決定的なことを言われたわけではないですが、
6年間みてきた私としては、
感覚過敏で食材の歯触りや舌触りが苦手だったこと。
不安感が強くて、何かよくわからないものを口にするのが怖かった。
だと思います。
今でも食事は苦手です。
同じ料理でも味付けや食材の硬さが違えば、これは苦手と言ったり、
ほんの少しでもパンが焦げるとここは食べたくないと言います。
給食は残したいと思っても、最初に減らしたのこりは食べるというシステムなので、食べてみてやっぱり苦手だったとなった時に先生にもう少し食べてみよう!と言われるのが怖くて給食を理由に登園しぶりすることも多いです。
骨のある魚も一度喉に骨が刺さってしまってそこから数ヶ月魚を食べられませんでした。
今でもイチゴなどの果物は苦手で、ゼリーも苦手です。他にもたべられないものもあります。
(なんでも食べるといったタイトルは語弊がありますね。すみません。)
でも最初の何もたべなかった頃に比べれば、本当に食べるようになりました。
小さいうちから何でも食べれる方が子どもの発育には良いですし、
周りからもたくさん食べて偉いねと褒められるし、
親自身も安心します。
でも今食べることが苦手でも、食事の経験(食べない時でも食事の時間)が増えることによって、
いろんな食材や料理との出会いでこどものペースで食べれることもある。
私の経験談なので一概には言えませんが、こんな子もいるよというお話しでした。