6年ぶりの一人旅。ヘルシンキ編③ サウナ体験。
だいぶ1日目を引き延ばしていて、コレでストックホルム編まで行くのにどれくらいかかるんだろうかと思うけれど、今は勢いつけて書いているので多分大丈夫、と自分に言い聞かせて。
さて、ホテル、スカンディックシモンケンタのサウナに入るために、地下へ下りる。
チェックインの時は、何も言われなかったけど、サウナの入口には、「フロントで事前予約して」的な文言が書いてある。ガーーーン、もうすっかりサウナ気分なのに、またフロントまで行かなあかんのか…と部屋に戻ろうとして、気づく。
あれ、コレは、ルームカードキーをかざせば、入れるのでは、と。
かざす。開いた。
手前に男性専用のサウナがあり、女性はどうやら奥のようだ。
ここもカードキーをかざせばいいのか。
(というか思うけど、コレ、男女別なんてルームキーで仕分けしてないと思うから、ヘタしたら男性も入ってこれるんじゃ?)
という疑問は頭の片隅にありつつも、入室。
ロッカーが並ぶが、多分ほとんど使われている。いや、鍵が壊れてる…。脱衣所から扉というものがなく(あったかもしれないけど、開いたままだったのかもしれない)、お母さんと小さな女の子の声が丸聞こえだ。
日本のスーパー銭湯のように、靴を脱いで上がる文化ではないため、足拭きマットがあったり、すのこがあったりとかそういうのも一切ないので (衛生面からすると、うーむ)、土足で来て、その場で裸足、全裸になり、タオルだけはやたらストックがあるので、一枚確保して、いざサウナ部屋へ。
入る前にシャワーを浴びるのが基本ですよね。ササっと浴びて、座る場所に置くキッチンペーパー的なものを一枚取る。その上に座るのだ。
まぁあまり日本と変わらないか。
入るとほの温い感じで、あら、ゆるめだわと思いながら、もう1名の白人女性A(推定年齢50代後半)と一緒になる。これはいつまでも耐えられる感じだ…と思っていたら、当のAも同じようで、寛いで、仰向けで横になり始めた。
しばらくすると、英語圏出身ではない(何語かわからないが多分スラブ系)白人女性Bが入ってきた。私たちがまったりしているのを見て、どこか不満げだ。
そう言えば、足元に手桶と小さなバケツのような物が置かれている。わからないから触らなかったけれど、おもむろにBがサウナ室の暖炉?薪か石?が積まれているところ?に、そのバケツに入っている水をバッシャーとかけ始めた。
因みに私はその例の暖炉の真ん前に居りました。
Bが水をかけた瞬間、おっそろしく高温の蒸気が体に降りかかり…。
Aも驚いたのか目を丸くして、私と目を合わせ、苦笑いをする。私もそれに返す。
Bは、アンタらがやらないからやってやってるんだと言わんばかりに、Aの半ば同意を求める視線も無視して、何度もバシャバシャかける。
しばらくすると、水がなくなり、また足すために外へ汲みに行くB。
そんなに、あっついのをお求め、ですか…?
Bにはツレがいるのだが、そのツレは一向にサウナ室に入ってこない。入っても一瞬で外に出て行く…。彼女は一体何をしに来とるんや…?
その間に何人かは入っては出て、を繰り返し、A、B、私、あともう1名途中でアジア系っぽい女性(も入ってきたけど、日本人ではなかった)と耐久レースになる(いや、競ってはいない)。
とにかくそのサウナ室は、Bが主導権を握り、熱さをコントロールすることになったので、その熱さは日本のサウナでは経験したことのないものだった。
多少の熱さには耐久性があるものの、これで倒れては元も子もないので、かなりの汗をかいて、サウナ室を後にする。
そうしたらば、脱衣所でまた問題だ。
あのカードキーで開けることになっている入口の扉が、全開なのだ。ご開帳もいいところだ。
だけど、皆全裸で平気に話したりしてるのだ。
おいおい、いくら熱いからって、全開はないだろ…。(一応空調は効いている)
誰も閉めようとしないので、まだ自分はかなり濡れているもタオルで押さえながら閉めたが…。羞恥心というものはないのだろうか。日本の銭湯で裸になるのがイヤだとかいう海外の方いますよね。そんなんあのままで、男性が間違えて来たら、どうしますの? そこはええの?
本場のサウナは、ただ場所が「本場」だっただけで、例のバシバシ叩く葉っぱもないし、多分フィンランド人はいなかったし、変なツッコミどころはありまくりで、写真はもちろんアウトだし(そういうのは弁えております)、他の方が書かれているような本場感はなかったが、まぁ良い経験になった。
今度は公衆サウナにも挑戦したい。バシバシ葉っぱで叩かれたい。その時は、一人旅じゃなくて、誰かと一緒にツッコミ合いたい。
あと余談だが、数々の異国の地の女性陣の裸体を目の当たりにし、多分年齢層もあるのだが、私、まだイケる(何が?)と思ったのでした。皆さま、痩せていらっしゃり、細くて胸もあってスタイル良いのですが、いかんせん全体的にシワシワ感が…。それも大抵の方々…。ワタシ、まだシワシワ感は出てない、と。そして、これから身体を鍛えようと思ったひととき…。
日本のスーパー銭湯でもあり得る、フィンランドのホテルでのサウナ体験でした。
さて、次はフィンランド2日目です。大体写真貼り付けて終わりそうな気がします。
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