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【cinema】素晴らしきボッカッチョ

イタリア映画祭 大阪 5/7 1本目。

はい、観て1ヶ月が経ちました。もはやその時感じたことなんてほとんどおぼろげです。以下、観た後すぐのメモ書き。

・ワンシーンワンシーンが絵画を見ているかのよう。
・冒頭のペストのシーンが長すぎる。でもグロくて、そこがある意味興味深い。
・男女10人の関係がいまいちわからなかった。敢えてそうしているのか?
・死人(妻)が蘇る話
・まぬけなカランドリーノの話
・禁欲できない尼僧の話
・身分違いの2人の恋(果たして処刑されたのか?)
・鷹匠の青年の物語 しか覚えていない。

ボッカッチョって「デカメロン」の著者という認識でしかなくて、もちろんデカメロンを読んだこともなくて、今回映画を見て、やはり世界的に有名な作品は読んでおかなければならないと思った。背景さえ知っていたらもっと楽しめたのに。それが一番の感想かもしれません。

ペストから逃れた男女10人がかわるがわる語るストーリー。この映画で伝えたかったことは、古典ってこんなに面白いんだよってことだと思う、突き詰めると。そうでないとこんな中途半端に切り取る必要ないもんな…。

監督はかのタヴィアーニ兄弟。と言いつつ、私はタヴィアーニ作品を見たことがない。「父/パードレ・パドローネ」をもしかしたら昔見たかもしれない…。記憶が定かでない…。

イタリアの俳優の若手有名どころがチラホラ出てくるので映画好きにはまたオススメです。

しかし、最近稀に見るレビュー内容の薄さ。ストーリー一編一編についてあまり語ることができないのが残念ですが、他のレビューがまだまだありますので、これくらいにします。

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