薬剤師からのアドバイス|ビタミン、ミネラルをサプリメントで摂る際に気をつけたいこと。
患者さんに薬をお渡しする際には、飲んでいる薬の他にも、ビタミンやミネラルなどのサプリメントや健康食品を摂っていないか伺っています。
薬の効き目を邪魔してしまう場合や、患者さんの病気や状況によっては有害になる場合もあるからです。
普段何気なく摂っているビタミンやミネラルについて
その役割や、摂取する意義を学んで頂こうと記事にしました。
✅飲み合わせによってどのようなことがあるのか、いつ、どのような場合に気をつければよいのか
✅ビタミン、ミネラルのそれぞれの役割や、不足したらどうなるのか、過剰に摂取したらどうなのか
この2つについてまとめてみました。
ビタミンやミネラルはとても身近なものでもありますので、サプリメントや健康食品を活用する際のご参考にしてください。
【飲み合わせによって起こること/気をつけること】
①免疫アップのビタミン Dも量には注意
免疫力アップでコロナ禍で脚光をあびているビタミンDですが、脂溶性のビタミンでもあり、過剰摂取による弊害もあります。
因みに、病原性ウイルスの侵入を防ぐ効果はありませんので、過度の期待は禁物です。
骨が溶けるのを防ぐ骨粗しょう症の薬と併用すると、血中のカルシウム濃度が上がり、高カルシウム血症になることもあります。
高カルシウム血症になると、倦怠感、疲労感、食欲不振などの症状が出ることがあり、また腎臓にも影響し、脱水症状が起こりやすくなります。
たくさん摂るよりも、日光を浴びるなどの方法も取り入れて、少量から試してくださいね。
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