ワクチン接種のお手伝いに行ってきました。
私の住まいのある自治体でもワクチンの接種が始まりました。
まずは医療従事者から開始ですので一般の高齢者の方の接種は5月の連休明けから始まります。
先週の土曜日に初めて薬剤師として接種のお手伝いに行ってきましたので、その様子をお伝えいたします。
薬剤師が行うのは、ワクチンの解凍、希釈、充填です。看護師が接種を行い、医師は問診と接種後の観察をそれぞれ別の医師が行います。
ワクチン接種のスケジュールは1日を3回に分けて、A 8:30~11:30 B 13:00~16:00 C 17:30~20:30です。
初回なので、担当したのは1クール3時間で、3人の薬剤師で行います。
土曜日の13:00~16:00まででした。
私達は椅子があったので、座ってできましたが、観察医は3時間立ちっぱなしだったそうです(^^; 大変お疲れ様でした。
ワクチン接種までの流れ
前日の夜に、次の日の予約人数を確認して、1本(バイアル)から6人分取るように計算し、人数分+予備の1割分を-300度の冷凍庫(ディープフリーザー)から冷蔵庫に移します。
ワクチンは冷蔵庫に移すと3時間以内に解凍されます。解凍後は5日以内に接種しなければなりません。
当日は接種開始の30分前までにその日の予定人数を確認し、ワクチンの数を確認します。そして、まずは使用するワクチン全体のの2/3+1割の数のバイアルを冷蔵庫から出し、遮光の為アルミホイルを被せておきます。
冷蔵庫から出したワクチンは室温に戻すのに30分かかりますので、接種の30分前に冷蔵庫から出しておかなければなりません。
室温に戻したワクチンは2時間以内に希釈しなければならず、希釈したら6時間以内に接種しなければなりません。
接種時間は3時間なので、そのために、まずは使用するワクチン全体の2/3を冷蔵庫から出し、1時間後に残りの1/3を冷蔵庫から出します。
足りなくならないように、予備に1割分を多く用意します。
準備ができたら、どんどん作業を行います。
1バイアルで6人分できるので、トレイに生理食塩水1本、希釈用のシリンジ1本、接種用のシリンジ6本、アルコール綿をセットしておきます。
手指を消毒し、ゴム手袋をはめて、その上から消毒し、ワクチンを1本ずつ希釈、充填していきます。ワクチン1本、6人分がセットできたらアルミホイルをかけて接種する看護師さんにお渡します。
ゴム手袋は1ワクチンごとに新しいものに取り換えます。
この時間に接種したのは140人ちょっとでしたので、最初に14本、1時間後に10本を室温に戻し、希釈、充填を行いました。
そして終了の30分前にもう一度残りの接種人数を確認し、足りるかどうか判断します。
予定外の人数が増えて足りない時には、この時点でワクチンを冷蔵庫から出します。
この日は追加はなく、最終的にシリンジ3本が余りましたので、これは次の時間に使用するため、日にちと時間を記入してアルミホイルをかけておきました。
まだ接種が始まったばかりで、慣れない中、トラブルもなく滞りなくすべてが終わりました。
従事した方々は、皆忙しい中お手伝いの為に集まっていますが、大変さ以上に、〝やっとワクチンが打てる喜び〟が各自から伝わり、とても良い雰囲気でした。
特に自治体のスタッフさん達は連日、一日中遅くまで現場にいて、てきぱきと采配して下さっており、本当に大変だと思います。
まだ医療従事者だけなので人数も少ないですが、今後5月、6月には連日朝から夜まで接種が続きますので、まだまだこれから大変です。
私も5月と6月に3日間ずつ、今度は朝から夜まで担当しますので、体力つけて頑張ります!!
5/2には私自身が接種を受けますので、今度は接種した様子をお伝えできればと思います。
ご参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
心から感謝を込めて.。◌○💖
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