🌲花粉症対策はお早めに!
もうじき花粉症の季節がやってきます。
こんなことを言うと、いやだなあと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。ごめんなさい💦
🌳花粉症を甘く見ていませんか?
花粉症で来られる患者さんの中で、こんなことをおっしゃる方が多いです。
「花粉症なのか風邪なのか分からない」
こんな方も
「花粉症だと思っていたら風邪だった」
たぶん、こういう事だと思います。
花粉症の症状が始まった。→→鼻、喉、目などの粘膜が炎症を起こしてバリア機能が落ちた。→→そこからウイルスや細菌に感染した。→→花粉症の症状と風邪の症状が一緒に起きている
こういう方も多いです。
「花粉症ではないと自分の体に言い聞かせている」
「花粉症を気にしないようにしている」
残念ですが、花粉症はアレルギー症状なので気力だけでは良くなりません。
そして炎症がひどくなってしまうと、治療をしても治りにくくなりますし、より強い薬、あるいはたくさんの薬が必要になってしまいます。
長年花粉症に悩まされていた知人が、「今年はとうとう薬を飲むことにしたんだけれど、薬を飲んだら、あんなに辛かった症状がすっかり無くなって、嘘みたいに楽になった」と嬉しそうに話していました。
たぶん、気力で治そうとしている方は、薬をあまり飲みたくない。薬を飲み始めたら一生のまなければいけない。薬に頼りたくない。という思いや不安があるのではないでしょうか?
🌴薬剤師としてのアドバイス
花粉症で粘膜に炎症があると、ウイルス等の侵入を防ぐバリア機能が落ちるので、今年は是非予防していただきたいなと思います。
現在アレルギー性鼻炎に使用される薬は、主に
💊メディエーター遊離抑制薬(アレルギー反応を起こす種々の化学伝達物質を遊離させるのを抑制する薬)
💊第二世代抗ヒスタミン薬(アレルギー症状を起こす代表の化学伝達物質であるヒスタミンの受容体に作用するもののうち、血液脳関門を通りにくいもの)
それぞれ、内服薬の他に点鼻薬、点眼薬もあります。
それらを、症状の重症度により、1種類だけ、または数種類併用して使用されています。
内服薬の殆どと点眼薬は、乳幼児から使用できますし、点鼻薬は学童から使用できます。安全性が高く、眠気も気にならないものが多いです。
安心して使用できますので、できれば花粉症の始まりが予想できる1週間くらい前から使い始めて、花粉の飛散が終わる頃までずっと継続することをお勧めします。
ウイルスの侵入に対する免疫力を下げない為にも、ぜひ今年は花粉症を予防してくださいね。
医療機関を受診したくない方もいるかもしれません。薬局で購入できる市販薬にも、処方箋で出す薬と同じものが販売されていますので、手軽に手に入ります。
参考までに主なものを記載しますね。
🍀処方箋なしで購入できて、医療機関でもらうのと同じ薬
👄内服
1日2回 アレグラFX ザジテンAL鼻炎カプセル
1日1回 アレジオン20 エバステルAL クラリチンEX
ストナリニZ
眠気が一番少ないのはアレグラ、食事の影響を受けやすいので、できれば食前か空腹時の服用で。
クラリチンはできれば食後。
ザジテンは少し眠いかもしれません。
👃点鼻
毎日使うなら フルナーゼ ザジテン点鼻スプレーα
鼻づまりがひどい時は ナザールスプレー コールタイジン 毎日使用するものと併用できます。
👀点眼
ザジテンAL点眼液 少ししみるかもしれません。逆にそれが良いという人も。
ご参考までに。
予防から始めましょう!
すでに症状がでている人はお早めに!
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