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サブカル一人語り( 漫画、ラノベ編)

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ツカモト シュンが勝手気ままに一人で語るコラム、雑記。 基本一つの作品をテキストにして、サブカルチャーに関して語っていくスタイル。 漫画、ライトノベルなどをまとめたマガジン。
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2020年5月の記事一覧

「変態仮面」がいまだ語られる背景を見てみると

『究極!!変態仮面』(著者:あんど慶周)は意外に知名度が高く、誰にも知られている作品だろう。 1992年からジャンプで連載された漫画作品であるが、その連載は1年ほどで単行本も6巻。 ただ、内容の反響もあってか打ち切りに近い最終回を迎えている。しかし、人気がなければジャンプという中で1年も続けることは難しいため、それが理由ではないのは間違いないと思う。 しかし、92年の作品であっても「変態仮面」の名は今でも輝いている。それは当時の読者だけの間だけの話ではない。 実際、その人気

「底辺領主の勘違い英雄譚」SNS的な内輪ネタを紙にまで持ってきた作品

今回は、作者自ら監視した中で配信された動画で紹介、レビューされていた作品が気になったので、こちらの作品を自分も語っていきた。 ただ、語る内容に関してはタイトルからも分かる様に本編以外の部分がメインとなります。 【作者自ら監視した中で配信された動画】 ■さて、この「底辺領主の勘違い英雄譚」の作品の内容も少しだけ触れておけば、典型的ななろう系。しかし、文章でもテンションが高く、物語の展開自体もそのテンションで乗り越えている。 なろう系とはいったモノの、テンションだけですべて

『異世界美少女受肉おじさんと』から見えてくる各出版社独自の異世界モノ

『異世界美少女受肉おじさんと』 某所で紹介されていたので購入。タイトルでの地雷臭とは打って変わっての中身は良漫画。 また、異世界ともあるが国産異世界モノより、スカイリムの様な西洋ファンタジーを漫画内の絵からも感じた。多分、洋ゲーを参考にしているのだろうが、国産異世界モノの定番を絵からも意図して変えているのは見事の一言。この作品から見ても、小学館は異世界モノを自分のモノにしていると感じた。 後、扱っているのもTSF、トランスセクシャルフィクションと今話題を押さえながらも、ど