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収益化時代の作家戦略とは

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書籍化等の商業ベースに依存せず、自身のコンテンツでも収益化(マネタイズ)によって生計を立てられる作家戦略に参考となる記事を集めたマガジン
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#作家

マガジン紹介『収益化時代の作家戦略とは』

特に宣伝もしていないせいか、このマガジンの存在に注目以前に知られていないのかとも、今更ながら思った。なので、趣旨の説明を兼ねて紹介をさせていただきたい。 今まで自分自身も昨今、大きく変化している作家スタイルに関して書いてきたが、そのベースとなった記事や参考とした記事、その他にも参考になりそうなnoteの記事をまとめたマガジンとなる。 実際、noteでは有名無名、実績に問わず多くのクリエイター達が活動している。そして、有名無名に関わらず等しく収益が得る機会が存在している。

苦境の小説家が、この先を生き抜くすべとは。

ストレートエッジの三木です。 小説家を取り巻く状況も、一昔前に比べて相当厳しい時代になってきました。いくつか理由はあるのですが、まず、社会全体として賃上げ気運があり実際に最低賃金がアップされ、インフレによる物価高になっているにもかかわらず、作家の原稿料は上がっていないためです。 自分の記憶では、10年以上あがっておらず、基準単価は昔のままです。 社会全体の消費者物価指数的にはこの10年で120-150%は上がっています。 総務省|報道資料|2020年基準 消費者物価指

作家に必要な最低限

◉Twitter上で、小説家を目指すなら最低1000冊は読んでおかないとという意見が出て、それに対する異論反論が出て、今も活発な議論がされていますが。そこで自分が思い出すのが、ボクシングの名トレーナーとして知られる故エディ・タウンゼントさん。なにしろ、7人もの世界チャンピオンを育て上げた名伯楽。この方に、関根勤さんだったか、王者を育てるコツはと聞いたところ、「ケース・バイ・ケースね」と即答されたとか。けっきょく、真理はそこらあたりでしょうね。 作家の才能というのはスポーツと

(退職エントリ)KADOKAWA辞めて独立しようと思った話

※内容まとめ・2021年9月までKADOKAWA在籍。ノベル編集部の編集長や兼務で音声ビジネスの立ち上げ等をやっていた。 ・特に「異世界系」「なろう系」といわれる分野で編集者をやらせて頂いていた。 ・個人的なライフワークとして「クリエイターが自立して発信して、稼げる環境作りを支援したい」という想いで取り組みしてきた。 ・今まで、起業や新規事業など「フロンティア」に挑むことをやり続けていた。 ・それらをもっと実現するために10月から「異世界フロンティア株式会社」というド直球な会

「Novelism」の利用者はみんなハッピーになる? ~作家2.0「収益化作家」の可能性とは

「Novelism(ノベリズム)」に関してはもう少し動向等を見てから語ろうかと思っていたが、YouTubeの動画で悪くというか否定的に言っている人がいた。そう考えるのは分かるが、ただ、えらく勘違いしていると思ったから今回「Novelism」に付いて語ろうと思う。 先に言っておくが、その動画に対しての反論、否定したい訳でもない。ここらは事前に訂正して置かないと色々と問題になりかねないので、丁寧に前置きさせて貰った。 ただ、私は「Novelism」に対してある程度、肯定的な目で