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「専門誌の記者によるレポート」寄稿 記事まとめ

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外食産業、スーパーマーケット、コンビニなど、国内を中心とした小売業界の話題、注目のトピックについて、専門誌の記者ならではの視点でレポートしていただきます!
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#サステナビリティ

コンビニ&イオンのIT/DXの最新動向

国内の人口減少が進む中、限られた労働力で効率的に業務を行うには、ロボットやAIといったテクノロジー活用がカギとなります。 特に小売業界では、需要予測や在庫・発注管理、品出し業務といった分野でのIT活用が期待されています。 今回は、実際にチェーンストア各社で取り組んでいる事例について、「販売革新」編集委員の梅澤聡さんにレポート頂きました。 チェーンストアのIT/DX化はどこまで進んだのか。本稿ではセブン-イレブン・ジャパン(以下、セブン-イレブン)をはじめとするコンビニ勢力の

商品お届け、スマホレジ、AIアシスタントなど 最新デジタル活用でコンビニの生産性向上

コンビニエンスストアは立地、営業時間の長さ、サービスの種類など、利便性の高さから消費者に支持されてきましたが、近年はデジタル技術を活用してさらなる消費者ニーズに対応するだけでなく、店舗の生産性向上にもつながる取り組みが進んでいるようです。 今回、コロナ禍で進められた各社の最新事例について「販売革新」副編集長の梅澤聡さんにレポート頂きました。 リアルタイムの在庫連携で問題解決近年、コンビニチェーン本部は、最新デジタルを活用した店舗の生産性向上に取り組んでおり、順番に解説してい

(アパレル・ファッション業界)人や社会、環境などに配慮した服作りを行う「エシカルファッション」の重要性

以前noteでは「アパレル業界で急速に進むリユース文化」という記事で海外のアパレル業界におけるリユースの潮流やスタートアップ企業の動きをご紹介しましたが、国内でもリサイクルやリメイクなど環境保護を意識した取り組みが進んでいます。 最近では洋服のリサイクル回収箱がオフィスビルや空港、商業施設の一部に置かれるといった、アパレル店舗以外の場所での取り組みも目にするようになりました。 今回は「エシカルファッション」に関する取り組みについて、「ファッション販売」編集委員の二本木 志保さ

「グリーンローソン」がお客様と共に取り組む レジ袋、フードロス、使用電力の撤廃と抑制

レジ袋有料化をきっかけにマイバックを持参する人も増えていますが、コンビニではレジ袋削減だけでなく、フードロス対策や使用電力の抑制といった環境対策にも取り組んでいます。 今回は、環境負荷軽減に積極的にチャレンジしている「グリーンローソン」事例について、「月刊コンビニ」副編集長の梅澤聡さんにレポート頂きました。 コンビニに求められている環境負荷対策とは環境に配慮した店舗運営は、コンビニ業界にとって重要なテーマです。コンビニは生活者にとって最も身近な立地で商売を営み、日々の生活に

イオンリテールのダイナミックプライシング戦略〝AIカカク〟の導入で惣菜の値引きや廃棄が1割削減

小売業界の人出不足改善のため、テクノロジーを活用する動きが活発になってきています。すでに国内でも、テクノロジーを取り入れることで業務効率化のみならず、コスト削減や収益向上、さらには社会課題解決への貢献につなげている事例が出てきています。 今回はAIを活用し、ダイナミックプライシングを実現することで利益の確保と食品ロスに取り組み、成果を上げているイオンの事例について「食品商業」編集委員の渡辺米英さんにレポート頂きました。 イオンは2021年度からスタートした中期経営計画の中で

地域サービスの拠点を目指すコンビニの取り組み

noteではリアル店舗の役割に関する記事を何度か書いてきましたが、今回は「月刊コンビニ」副編集長・梅澤聡さんに、コンビニの取り組みをレポートしていただきました。 コンビニが実現する「サービス」の在り方が深化しています。 具体的には、サービスを商品として捉えるだけではなく、地域生活の拠点として考えていこうとしているのです。 セブン-イレブンは、2011年から、それまでのキャッチフレーズ「開いててよかった」を改め、「近くて便利」にしました。当時の社長、井阪隆一氏は、「近くて