マガジンのカバー画像

東芝テックCVCのこと 記事まとめ

60
私たちの日々の活動や出資情報、メンバーの思いなどをまとめています。東芝テックCVCに少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ一度ご覧いただけると嬉しいです!
運営しているクリエイター

#新規事業

新たなプレイヤーが水産流通の改革に挑む。まずは“元気に挨拶”しよう!

前回、いま日本の水産業が直面している“魚離れ”や人手不足、流通構造などの課題や、その解決のためには新しいプレイヤーとも連携しながら商習慣を変えていく必要があることなどを、株式会社ウーオCEOの板倉一智氏にお話しいただきました。 今回は水産業に新たなプレイヤーとして参入し課題解決に取り組む上でのポイント、そしてテクノロジーで水産業の需給最適化と生産性向上を目指すウーオの活動や、ウーオに出資する東芝テックとの連携に期待することなどを聞いてみました。 (聞き手:東芝テックCVC

意外と知らない水産流通。売れるようになったはずなのに…魚の販路拡大は難しい⁉︎

“海水温が上昇し伊勢海老が北上している”というような話を耳にするなど、気候変動の影響が気になる昨今ではありますが、それでも海に囲まれ魚介類を食するのに恵まれた日本。日本は寒流と暖流がぶつかり合う水域ということもあり、世界の海水魚の約25%にあたるほど、たくさんの魚が生息しています。しかし、それを支える水産業は高齢化や人手不足といった様々な問題を抱え、事業の継続が危ぶまれるなど厳しい状況に直面しているようです。 こうした課題に対して、水産庁をはじめとする行政や自治体、そしてス

AIの使い方は組み合わせ次第?これから出てくる業界特化のAIに注目

前回、前々回に引き続き、東芝テックCVCの米国駐在員としてシリコンバレーで活動する橘髙とCVC室長 鳥井へのインタビューをお届け。 ここまで、現地で感じている生成AIのトレンドなどをお聞きしましたが、今後の生成AI活用で注目していることは?そして、気になるリテール領域での使われ方は?二人に聞いてみました。 特化型の生成AIサービスに注目!――前回、複数のAIを組み合わせて一つのサービスを提供する動きがトレンドになっているという話もありましたが、今後はどのような取り組みがポ

なぜ米国企業は積極的に取り組むのか?「生成AIの課題を解決する生成AI」とは?

前回に引き続き、東芝テックCVCの米国駐在員としてシリコンバレーで活動する橘髙とCVC室長 鳥井にインタビューを実施。 生成AIについて深掘りすべく、今回は米国企業で活用が進む背景や、生成AIにおける課題などについて、現地で活動する中で感じることを話してもらいました。 生成AI活用による株主からの期待とは?――前回は生成AIの使われ方やAI人材、スタートアップの資金調達に関する米国と日本の違いについて聞いてみましたが、企業が生成AIに取り組む背景などについて、違いなど何か

米国駐在の機会をどう活かすのか? イノベーション活動もハンバーガーも百聞は一見に如かず!?

東芝テックでは「グローバルトップのソリューションパートナー」を目指す姿として掲げている中で、CVCも海外展開を進めるべく今年からCVCメンバーが米国(シリコンバレー)の現地駐在員として活動を開始しています。 シリコンバレーに駐在し活動する話はよく耳にすることもあると思いますが、そこで大切なのが人間力やキャラクター性。 そこでまず駐在員として活動する橘髙とはどういう人なのか。そして、米国での具体的な活動で得た情報をCVC活動にどう活かしているのか?などについてCVC室長の鳥

気になる?電力の値上げ対策?!太陽光発電について相談したいと思ったら?

前回、再生可能エネルギーについて株式会社シェアリングエネルギーの佐野健太氏に伺ってきましたが、今回は実際に太陽光パネルを自宅や施設に設置したいと思った時に、どんなことを検討すれば良いのか、条件や選ぶポイントなどについてお聞きしました。 (聞き手:東芝テックCVC投資担当 吉村) 意外と知られていない?太陽光パネルの導入方法吉村:太陽光パネルにはいくつか導入のパターンがあると思います。“設置したいけれど何から始めれば良いか分からない”という方々のために導入の仕方について教え

なぜ今、再エネが求められているのか?値上げや災害対策への効果は?

今、世界的に取り組まれている地球温暖化対策。日本政府は2030年度に温室効果ガスを46%削減(2013年度比)することを目指し、野心的な見通しとして再生可能エネルギーの電源構成比率を36〜38%程度、その中でも太陽光発電は最も多い14〜16%程度を目標に掲げています。 以前から日本は海外資源への依存やエネルギー自給率の低さが課題となっていましたが、近年は自然災害の頻発や電気料金の値上げなどによって、再生エネルギーに対する関心はさらに高まりつつあるようです。 そこで今回は、

協力的な空気を醸成する。国内最大CVCコミュニティ運営者に聞く、人が集う理由とは?

『広がるCVCの輪。国内最大CVCコミュニティ運営者に聞く、最近の変化とは』に引き続いてのインタビュー企画。 ですがその前に… 改めまして、東芝テックCVCでは、社内外にもっと自分たちの活動を知っていただきたいという想いから、PR・ブランディング活動の一環としてnoteで継続的に情報発信を行なっています。 手探り状態でスタートし、今でもいろいろと試行錯誤を繰り返しながら取り組んでいますが、CVCを設立する企業が増え、最近ではCVC同士が交流する場で同じような課題や取り組み

広がるCVCの輪。国内最大CVCコミュニティ運営者に聞く、最近の変化とは

近年、新規事業の創出や既存事業とのシナジーを目指してスタートアップへの投資を行なうCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)が様々な企業で立ち上がっています。さらに、企業や業種の枠組みを超えてCVC同士が情報交換や交流する機会も生まれ、私たちも各社CVCの熱量の高まりやコミュニティの輪が広がりつつあることを実感しています。 そこで今回は、国内最大のCVCコミュニティ運営やCVCとスタートアップに向けたコンサルティング、人材支援などを行なっているFIRST CVC株式会社

ココがポイント!「売らない店×ポップアップストア」の歩き方&ブランドに支持される理由

ここ数年、「体験」を提供することを目的とした実店舗「体験型ストア」や「ポップアップストア」が小売業界で注目を集めており、私たちのnoteでも海外のトレンド情報や有識者へのインタビュー記事を通じて様々な情報を発信してきました。 この度、国内で売らない店のパイオニア的存在であるb8ta Japanが、期間限定のポップアップストア「b8ta Pop-up Nagoya」を開催するということで、私たち東芝テック CVC note編集チームは体験型ストアとポップアップストアを同時に味

店舗変革プラットフォームを提供するスタートアップ企業に出資しました

2022年3月に総務省が発表した「人口推計」によると、日本の総人口は1億2,526万人と、前年3月に比べて65万人(0.52%)減少しています。今や、人口減少に伴う人手不足や採用コスト高騰は企業にとって避けられない課題です。 特に小売業の人手不足は深刻化しており、厚生労働省の「令和3年上半期雇用動向調査結果の概要」では、「卸売業、小売業」の産業別未充足求人数が195万7千人で最も求人ニーズが満たせていない産業とされています。さらに、職業別の産業別未充足求人数が最も多いのは「

災害時におけるドローンおよびRFID活用の可能性

2022年1月に開催された「国際防災・人道支援フォーラム2022」では、地球温暖化の影響で「洪水・土砂崩れなどの住民の生命に関わる自然災害の発生リスクが一層高まる」という懸念点が挙げられており、「国土交通白書2021」でも津波以外の水害被害額が2019年に統計開始以降最大の被害額を更新し、また大規模地震の発生確率も高まっているなど日本が大きな災害リスクに直面していることを指摘しています。 こうした災害リスクを背景に、地球温暖化対策や老朽化インフラの再整備、防災力の強化など様

”サステナブルファッション”にも貢献。「バーチャル試着」の取り組みをレポート!

アパレル業界でニーズが高まる、店舗の体験価値向上と環境負荷対策今、アパレル業界ではテクノロジーやデータを活用した店舗の体験価値向上に取り組む企業が増えています。また、大量生産・大量廃棄による環境負荷問題がSDGsの潮流もあいまって世界的な注目を集めており、アパレル業界全体での対応が求められています。 国内でも環境省が「サステナブルファッションの推進に関するホームページ」を立ち上げて、アパレル業界が与える環境負荷の定量的な分析や、対策に向けた具体的なアクションを紹介しています

飲食店のDXと集客支援サービスを提供するスタートアップ企業に出資しました

2021年9月30日、ようやく4回目の緊急事態宣言が解除されましたが、飲食店では人手不足やコスト削減など厳しい状況が続いています。そのような中で当社の顧客である飲食店の現場(店舗)でも、DXによる業務効率化・集客改善が急務の課題となっており、店舗全体のオペレーション改革へのニーズが高まっています。 私たち東芝テックは、この度、株式会社Bespoに出資をいたしました。 今から「ごはんを食べに行こう」「飲みに行こう」と思ってお店を検索した時、ネット予約は当日「TEL」や「×」