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仕事の目的

年末頃から数年ぶりに単発の仕事を始めた。医師が増えたせいか、コロナの影響か、数年前と比べて仕事が取りにくい・・・条件の良い仕事は内々に決まっていたり、表に出た求人は一瞬で埋まる。こういった厳しい状況の中ありがたいして勝ち取った案件を大切に日々お仕事をさせて頂いている。

日雇い労働感が出たところで「仕事」の目的を考えてみよう。

今の仕事の目的は何だろう?

①生活を維持するため・・・お金を稼ぐ

家賃や車、社会保険料に保険など、先日は住民税の一括請求がきた。生活コストは上げないようにしていたしのだが。食べていくためには最低限のお金が必要である。

②スキルを維持するため・・・

知識のアップデートに始まり処置や検査などの手技は必要である。残念ながら決して志が高い方ではないが、最低限のプロ意識は持っている(嘘やん!と言われそう)

前時代的な考えになるかもしれないが職人的な仕事には経験に裏打ちされた感覚が重要だ。トラブルになりそうな人、急変しそうな人、重篤な病気を隠れ持っている人、こうした一筋縄にいかないケースを見抜いたり対処するときにこれに頼るところが大きい。仮に数値化、言語化され頭で理解しても、実践しそして継続しないと維持向上は難しい。例えるなら、ゴルフの本を読んで、youtubeを見て、プロに教えてもらっても実際にやらないと上手くはならないし、続けないと水準は保てなくなる。個人に応じて体力やセンスなどの差はあるだろうが。

例外として寝当直や検診など免許と健康な身体があればできる仕事も多少はあるが。こういった参入障壁の低い仕事はどんどん減っている。求人が来ても数分で埋まることもある。

端的に捉えるとお金のためのスキルということになってしまう。もう少し深掘りできないか。同業者との差別化による仕事獲得の優位性、承認や称賛。結局これも「報酬」のために他ならないのだろうか。


③社会へ関与している実感を持つため・・・

社会と関わりを持たないと取り残されたような孤独感に陥ってしまう。使い切れないくらいの資産があったり他に手堅いビジネスがあったり。金が目的でなければどんだけ良い医者になれるかと考える反面、怠惰な自分がこれまで貪欲に取り組んだとは思えない。金欲をドライブにしてモチベーションをあげることは悪いことではない。

仮に免許だけで食える仕事が保証されていたら?遊んで暮らせる資産を有していたら?それでもスキルを身につけようとしただろうか。

多分したんだろう。その目的が「お金以外の報酬」になるのか。     貢献している実感、孤立感の解消、得られる情報、これらを報酬と捉え手も良いのだろうか。仕事の目的は「お金とそれ以外の報酬」

しかし、経営者と労働者という立場が明確化した組織において尊敬できない人物がトップに立ち制限が厳しくなると仕事が充実から苦痛になった。お金以外の報酬が全く満たされない仕事は生活を維持するだけの手段へと変化してしまう。

次は「お金以外の報酬」を深掘りしてみよう。

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