らしく生きる、を見つけたら
私、が私らしく生きる、っていう命題にぶち当たることがよくある。
人間らしいといえば、そうなのだろうか。あ、また出てきた。らしい、の文言。なかなか厄介なものみたいだ。
たとえば、この文章を読んでくださる方々の、「らしさ」は何ですか?
〜なら負けないですーここの演奏フレーズのニュアンスは私にしか出せませんー指が何本かないですーポジティブさは世界一!ー彼氏が途切れたことありませんー美容師と話す時は必ず右手の人差し指の先から全身を見渡してからこの人はどんな人なのか考えてから話しますー
…あれ?意外とネガティブに思えるようなことも、その人らしさ、なんだなあ。どうしても、自分は自分に理想的な自分でありたいがために、じぶんが他者や自分自身にポジティブな影響を与えるものばかり見がちだけれども、そういう面だけじゃなくて、色々な面を含めた上で、自分らしさ、をうたうことが出来たのならば、それは本当に生きやすい世界で生きることができるのだろうなあ。
それらはなかなか簡単なことではなかろうが、それを実際に自分ができるように、たくさんのやれることを、1つ1つ丁寧に大切に扱っていこうと思う。例えば、1つ自分は本気で何かの物事に取り組むまでの時間がめちゃくちゃかかってしまうこと。それは、つまり物事に取り掛かったら、脇目もふらず一心不乱に飛び出せる、ということ。なかなか決断が出来ないという点も同じところに押し込めることができる。
考え方次第で、人生は、いい方向にいくらでも変えられる。
というより、いい方向になるように仕向けられているんだろう。
環境や国が違えば、それは全てまた違ってくるんだろうか。人間が起こした戦いの最中にいる人にそんなことを伝えることは、まだまだ出来ないのかもしれないけれど、そのような言葉や考え方も、生きるのどこかで伝わったのならば、その人がその人らしさを大切にして、どのような形でも、生きることができるのであれば、それほど素晴らしいものはないと、思う。
自分らしさ、を見つけたら
自分らしく、をとことん生ききろう。
有限な時間を、限られているからこそ輝けることだって、あるということを。
生きとし生けるものへ
明日も素敵な日が訪れますように。