2023年の振り返り「自分と向き合った時間」
ちょっと早いですが2023年の振り返りをしていきます。
今年は適応障害の休職中に正月を迎え、3月に復職。なんだかんだで再休職することもなく1年を乗り切ることができそうです。
あっという間だったなぁと思いつつ、手元には自分の中身を書きまくったノートが文字通り山になって残りました。
一瞬だった1年のようでも、ノートの表紙を見ると「これを書いてた頃は確かこんなことがあったなー」「このノートを使ってた時は調子がわるかった」などなど、不思議なことに事細かに記憶がよみがえります。
振り返って改めて、書くってすごいんだなぁと思います。
書いた時は気分がすっきりするし(しないこともありますが)、特に読み返してもいないのに、ふとしたときに「この間書いたあれってこういうことか」と唐突に気がついたり、普段は忘れているようでもちょっとしたきっかけでずいぶん前の記憶が鮮明に思い出せたり。
そして何より、ノートの山という形で自分と向き合った時間が残っているので不思議な自信のようなものがあります。
私は復職して以前と同じ環境に戻ったわけですが、再休職せずに済んだのは毎日やってきたジャーナリングのおかげだと思います。
イライラやモヤモヤ、腹が立つ、悲しい、という感情は日々いくらでも湧いてきますが、そういうものをネガティブに捉えることが少なくなりました。
たとえば、「ああ、私は今怒ってるんだね」と気がついて、否定せずにちょっとそれを横に置いておく、ということが格段に上手くなった。これができるだけで「辛い」という状態がいつまでも続かないので、どきどきしたり緊張したりして身体を疲れさせることも減り、すぐにフラットなループに戻れます。
それと「感情も状況もすべて私が選んでいる」というのを知ったのも、ジャーナリングとあわせてよかったことです。このことに気づいてからは、自分のストレスを分析してみるのが面白くなりました。
どうしてイライラしたのか、怒ったのか、そういう感情は全部が私の中から生まれたものです。そしてその原因は、言われたことが自分の大切にしている考え方に抵触したとか、図星だったとか、必ず私自身にあります。
書いて「私にはこういう考え方があるからイライラしたのか」と分かると、むやみに周りを憎まなくて済むし、合わない人とは自然に関わりを減らすという行動を選べるし、イライラしそうだぞという案件が近づいてきたときは、気を紛らわせられるアイテムやコーピングを用意しておけます。
書いて、気づいて、やってみて、書いて振り返って、気づいて、またやってみて…と自然に認知行動療法が回せているんだろうなぁ。
ほんとうにちょこちょこしたことばかりなんだけど、ジャーナリングに助けられたと感じることはたくさんあったし、再発していないというのがなによりの実績です。
ジャーナリングのために買ったノートはまだまだストックがありますし、書くこと自体も好きなので、2024年もたくさん書いていこうと思います。