第34回積読読書会告知+第33回積読読書会レビュー
2023年12月、忌々しき月です。
積読読書会をはじめた2021年3月27日以来毎月の開催を続けてまいりました。餓鬼のようにしぶとく、サトゥルヌスのように執念深く、続けてまいりました。どんなにほかのイベントが重なろうとどうしようと、僕にとってのライフワークのようになっている「積読読書会」だけは毎月欠かさずに行ってまいりました。
それが、途切れたのです。
凶行というほかありません。忌々しきことです。一体何があったのか。僕はいったい何をしていたのか。溜まりゆくばかりの積読さん達を見ないふりして、いったい僕は何をしていたのか・・・。
その答えは、2024年1月~3月のうちに明らかになるでしょう。いくつかの重大で、楽しい、そして新しい椎葉村図書館「ぶん文Bun」(僕の今の所属先)の取り組みが明らかになります。
どうぞお楽しみに!
・・・そしてそんな忌々しき月を経て、2024年1月には積読読書会が復活します!溜まりに溜まった積読さんたちをもって、どうぞお集まりください。
📚第34回積読読書会は2024年1月24日水曜日<夜>開催
第34回積読読書会の開催について2024年1月24日(水曜日)の21時00分からと予定しております。下記開催要項とスケジュール感をご確認いただきましたら、お申し込み用のGoogleフォームから参加のお申込みをお願い致します。
🖊積読読書会とは・・・?
🖊第34回積読読書会について
🖊積読読書会でやること
🖊積読読書会へのお申込みはこちらから
📚第33回積読読書会の様子
🖊山奥学芸員、あらわる
第33回積読読書会には、恐ろしいことに神楽明けの山奥学芸員(椎葉村地域おこし協力隊)が登場していました。椎葉神楽の歴史を変える、栂尾神楽初の女性祝子(ほかに椎葉村内では合戦原神楽などにて女性が舞う神楽がみられるが長らく女人禁制となっていた神楽に女性が入るのは異例)という大役を務めた後に積読読書会に参加なさるなんて、その体力たるやまさに妖怪そのもの。
「神楽ってそんなにキツイん?」と思われたあなた、一度椎葉村の神楽をご覧いただくとよろしい。例年11月半ば~12月半ば頃にかけて開催されています。その多くが夜神楽で、だいたい18時~翌朝8時くらいまで神楽祭が行われます。そしてもちろんこれは「ご覧になる」方々の話。祝子たちや神楽保存会の皆さまは、朝の8時から準備を始め翌朝8時まで神楽を奉納するのです。
もちろん代わりばんこで舞う(神楽を奉納する地域によるが、およそ20~30程度の番目がある)ということを考慮しても、苦行・修行というほかない。これを20代の若者、、、ではもちろんなく、人生の諸先輩たち(70~80の方も当然)が中心となって取り仕切っていらっしゃるのだから畏れ多いことである。
・・・そんな神楽明けほやほやの山奥学芸員さんのおかげだろうか、積読読書会のトークも自然と妖怪寄りの方向へ。
九州(とくに大分や宮崎)では河童の目撃情報が多い
福元屋という温泉で河童を見た。河童はどうやら女性だった。
「メスガッパ」というのは河童のジェンダー上正しい呼称なのか。
河童は東南アジアのコガシラスッポンでは?
・・・妖怪の話ばっかりじゃねぇか!
なんだかいろんな話をしたような気もしますが、記憶にあるのは河童ばかり。なんだか書いていて、背後がソワソワしてくるような気持ちがします。
🖊第33回積読読書会で紹介された本たち
お待ちかねの書籍紹介コーナーです。いかんせん第33回積読読書会が開催されたのは2023年11月23日、ほぼ覚えていません。
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(注:積読読書会には、読むべき本ばかりが集まるわけではありません)
(こういう素敵な地域情報誌も集まってきます。四国、いきたいねぇ)
(積読協会会長さんが発行されている有難い書籍の情報です)
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さて、次回は1月24日水曜日の21時開始です。
どうぞたくさんのご参加をお待ち申し上げます!
・。・。・。以下宣伝です・。・。・。
📚素晴らしい椎葉村紹介記事がアップされました
🖊日本三大秘境 椎葉村 道教ツアー
2023年末には博報堂生活総合研究所さまにご取材いただいた記事がアップされるなど、椎葉村図書館「ぶん文Bun」への御着目はヒートアップするばかりです。
そんななか、小宮山剛がイチオシしたい「これぞ椎葉の本髄」といった骨髄煮だしスープのように濃厚、かつラーメン二郎川崎店の男盛りのようにボリューミーなnote記事がございます。
それは、東京・ゴールデン街が結んでくれたご縁でお会いした、林田暢明さんの記事『日本三大秘境 椎葉村 道教ツアー』であります。
(うそでしょ、椎葉村の記事なのに椎葉村にたどり着かない・・・)
(RAMが4GBの私のPCが読み込みを拒否した文量、資料=写真の数!)
(ついに堂々完結!と思いきや「①」。『新・平家物語』までお読み解き)
(ついに夜ご飯までありつきました…)
詳しくは林田さんの記事をお読みいただきたいのですが、ひとつ言えるのは「積読読書会に興味をもつような方はきっと惹きこまれる」ということ。
多様な参考文献、道教をはじめとする中国思想を絡めながらの濃密・快活な椎葉村旅レビュー記事。とても遅刻する場面から始まったとは思えないほどの大傑作です。
こんなに素晴らしい取材(?)記事、今後出てくるか出てこないか・・・(ちなみに前掲の博報堂さんの記事もかな~~~りの濃度ですが)。
林田暢明さん、素晴らしい記事をありがとうございます!
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🖊2023年度の椎葉村図書館「ぶん文Bun」新任者が書いた記事
・・・そして「ついでに」というわけではないけれど、2023年4月に椎葉村地域おこし協力隊として着任した「時おこす司書」つまり椎葉村図書館「ぶん文Bun」の僕の同僚の記事もぜひご覧いただきたい。
・・・長い。
僕でさえ最近は「5000字くらいに収めなくちゃな」と考えているのに、この人は平気で20,000字以上書いている。
しかし皆さま、ご覧いただきたい一文が記事の最後のほうに登場する。
・・・まさにこうして「優秀」(という言葉で片付けたくはないところだが、ほら、字数がかさむから)な若者たちが全国から椎葉村に移住してくる、つまり「UIターンを生む図書館」として椎葉村図書館「ぶん文Bun」を立ち上げた身としては、もうこのまま引退してもいいような一文である。
「引退」なんて口走ったけれど、もちろんそんな気はない。
しかしある意味で、今後の活動の方向性や意義を再度見直すことは必要であると思う。「オホーツク。」氏のような方を増やし、椎葉に豊かなタレントが集まるにはどうしたらよいか。どうしたら本の世界に、出版の世界に、図書館の世界に優れた人材を招き入れることができるか。
そのことを考えるとき、僕はこのままでいいのか。
・・・2024年、小宮山剛は次の一球を投じるためのモーションに入る。
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それでは皆さま、どうぞよい積読時間をお過ごしくださいませ。
積まれよ、さらば救われん・・・。
積まれよ、さらば救われん・・・。