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2025年はコミュニティ・デザインをスタートします

新年あけましておめでとうございます。
皆さまにとって2025年が、飛躍と発展に満ちた素晴らしい一年になりますよう、心からお祈り申し上げます。

VUCA時代の象徴のような「乙巳」の一年

久々に、陰陽五行説から今年の流れを読むと、今年(といっても節分から始まる一年)は、環境変化の厳しさ、めまぐるしさが鮮明に顕在化します。
私たちには、「しなやかに変化を受け入れ、新たに生まれ変わる」ことが、より明確に求められる一年となります。
キーワードは、「協調」、「変化対応」、「リスキリング」、「アンラーニング」です。

去年まで引きずってきた、そろそろ古くなってきた価値観を思い切って捨てるタイミングかもしれません。
また、良かれと思っていたこだわりが、かえって周りにとって足を引っ張ることにもなりかねません。
変化とは往々にして最初は「怖い」「心地悪い」ものです。
自分にとって心地悪いものが、目の前に現れたら、それは「変化のとき」が来ているのかもしれませんね。

ますます「学びと体験をデザインする会社」に

新年らしく、私と会社の今年の抱負をシェアしてみたいと思います。
私は数年前から、「学びと体験をデザインする」ことをミッションとして、会社を通じて活動をしてきました。

人もチームも当然ですが、「より良くなること」「より幸せになること」を心の奥底で願っています
私のようなコンテンツ提供をする立場の人間として、その本質だけは見失ってはいけないと思っています。

厳しい環境変化にさらされ、みずからの取るべき答えがわからなくことが、これからはますます増えてくるでしょう。
そんなときに必要なのはこの問いです。

「私たちが幸せになるための選択は?」

ここに立ち戻りましょう。
ここを外さないかぎり、意図をもってつかんだもの、それが答えになるはずです。

私は会社を通じて、常にこの「問い」を投げ続けていくことを、加速させていきます。つまり、

幸せになるための学びとは?体験とは?

という問いに沿って、最適なコンテンツをデザインできるプラットフォームを目指しています。

コミュニティ・デザインのプラットフォームに挑戦

上記のような狙いのもとに、新たに“コミュニティ・デザインのプラットフォーム”を構築する取り組みをスタートします。
来年の2026年に向け、このプラットフォームを地方を中心に展開し、企業や個人、行政が互いの強みを活かし合いながら、新しい未来の形を共創できる場を育んでいくことを目指します。

こうして手がけるコミュニティ・デザインは、単に人と人を結びつけるだけではなく、そこから生まれる創発、あえて言うと「予定不調和」を狙っています。
人と人が目的をもった場に集まり、つながることで、ありふれた「予定調和」を超える化学反応が生まれやすくなります
こうした予定不調和を連続的に引き起こし、それが地域に根付くイノベーションへとつながるよう、その仕組みづくりを手掛けていきたいと考えています。

例えば昨年から飛騨高山を舞台に始めた、若者の学びと交流イベント『YAONA!』があります。
↓note記事はこちら↓
https://note.com/tsuyoshikiyohara/n/nf892275efdd2?sub_rt=share_pw

これは、地元で働くことの意義を、若者たちがみずからの手で創り上げるものにしたいという想いから始まり、そして今年も続いて開催されます。
すでに2回を終えた時点で、参加者の満足度は100%に達しました。
「社外同期」とつながった彼らの、「こういう機会がほしかった」という声に応えられている実感があります。

また他にも、例えば以下のようなサービスやプログラムを構想しています。

その1 リバース・メンタリング
若い世代が経営者やベテラン層に対して新鮮なインプットを提供することで、組織にイノベーションの種を宿すしくみです。
20代を中心とした、アーティストや研究者ならではの視点や感性を活かしながら、企業内外の知見を共有し合い、新たなアイデアを創発していきます。

その2 キャリアモデル開発
地元で働く若手やU/Iターン希望者に対して、越境型キャリアをデザインする取り組みです。
例えば、「伝統と最新テックを組み合わせる」、「複数企業をまたぐジョブシェアに挑戦する」など、一人ひとりの個性に合わせた働き方・暮らし方の可能性を広げ、地域に還元するサイクルを創出します。

その他、企業の枠を越えた人材育成や、他地域との人材交流などを通して、伝統産業をはじめとする地域の企業が活性化する仕掛けを整備していきます。

”越境”を促すプラットフォームでありたい

こうした多拠点展開による“越境”の魅力は、あえて異なる文化や産業、世代をミックスすることでイノベーションを加速させる点にあります。
歴史ある地域と都市、若手とベテラン、伝統とテクノロジーなど、異なる要素が掛け合わされることで、これまでにない発想が生まれ、地域の可能性を大きく広げることを期待しています。

このように、2025年の私にとっての挑戦は、従来の組織開発に加え、このコミュニティ・デザインのプラットフォームを全国へと広げていく第一歩とします。
“魅力的な場”や“共創の仕組み”を一緒に作り上げ、地域の資源を見直し、今ある価値に新しいストーリーを付加していく。
この一連の動きを通じて、関係者のみなさんにもワクワクしてもらうようなコミュニティづくりを目指していきます。

「変化の受容と挑戦」
乙巳、
2025年のキーワードを念頭に、今年の抱負をシェアさせていただきました。

皆さまにとっても、変化を楽しめる一年でありますように。
本年もよろしくお願いします。

<今週の箴言>
敵が欲しければ味方より偉くなればよい。
味方が欲しければ味方を引き立ててやればよい。

ラ・ロシュフコー


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