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「アフターデジタル」気になっていたから読んだけどやっぱりよかったので2も引き続き読みます。【読書レビュ】

​おはようございます。大橋です。​ なかなかブログ続けていくのも難しいものですね。 やはり平日だとなかなか時間は取れないし、そもそも本読んでる時間も短くなっちゃって、やっぱり8月は夏休みもあって時間もあったから頻度が多かった、というところです。 といっても久々のアップですのでご一読いただければ幸いです。

アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る

藤井 保文 尾原 和啓 2019年3月の本

勉強になりました! 中国から学ぶこと、すごく多いですね。 2020年時点で第15刷発行だそうです。そもそも論として僕が中国の事を全く知らなさすぎるので、そういう意味でも勉強になりました。(お恥ずかしい)
会社での年に一度のフォーラムでのパネルディスカッションにて藤井氏が登壇されるとのことで、事前勉強のために購入。 たしかに昨年ごろから新書のところにはずっと出ていて明るい表紙に気にはなっていた本。結果として買ってよかった。僕としてはまだまだ全く不勉強な領域の部分の理解の学習書となった。


「Online Merges with Offline」というオンラインとオフラインの壁がなくなり、オフラインはオンラインの中の特に一部の特異的な体験としてマージ(吸収)されるという概念は、なかなかナルホドと思った。(書籍内では『「オンラインとオフラインを融合し一体のものとした上で、これをオンラインにおける戦い方や競争原理と考えるデジタル成功企業の思考法』と表現しています)


あとは事前に読んでおいたほうがよい本として「カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則」を読んでおくと、ハイタッチ、ロータッチ、テックタッチの概念がすっと理解できるからわかりやすいかもと思います。

さて、いつもの抜粋ですが、今回は気になった表現、というところなので、いつもとは若干ニュアンスが異なるかもしれません。(もちろん本書の主要ポイントを抜粋しているわけでもありません、単なる個人的に気になったところの抜粋です)ではどうぞ。

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P24 よくある報道は、信用スコアが下がり過ぎて新幹線のチケットが買えなくなったとか、ディストピア的な管理社会につながるといった悲観的な内容です。私は実際中国に住んでいて、窮屈で肩身の狭い実感はありません。むしろ、信用スコアのサービスは「データを提供すると点数が上がってメリットがもらえるゲーム」といった印象です。

P38 3つ目の機能は、「ユーザーが歩くだけでたまるポイントシステム」です。いうならば単なる歩数計機能ですが、歩いてたまったポイントを、アプリ内の健康食品、美容品、医療品の購入時にお金として使うことができます。これだけ聞くと、なんとなくよくありそうな機能に聞こえるかもしれませんが、秀逸なのは、ユーザは1日が終わる前に1度アプリを開き、「歩いた分を換金する」というボタンを押さないと、歩数がリセットされてしまうという仕組みです。そのためユーザーは、必ず1日に1回はアプリを開く行動が習慣化しています。

P61 顧客は『オンラインとかオフラインとか』といちいち考えておらず、その時最も便利な方法で買いたいだけなので、我々は様々な選択肢を提供することが大事だと思っています。そのために無人コンビニも展開しているのです。

P75 フーマーが店舗を出す際、それらのデータを使って立地場所を選定するのです。消費金額が高い住民が住んでいて、できるだけオフィス街が含まれるエリアを選定しています。メインのターゲット層として特に注力しているのが「25歳から35歳の若くして結婚した女性で、価格よりも食材の鮮度や品質を優先する傾向のある消費者が集まるエリア」だそうです。

P131 例えば、高層マンションの上層階まで荷物を届けるとき、到着5分前に電話をして、「今から行きますので、もしよかったら帰りにゴミを捨ててきますのでゴミをまとめておいてください」と連絡するそうです。高層マンションの上層階に住む人は、下まで降りてゴミを捨てなければならないのが億劫なので、ジンドンの配達員は荷物を届けた後、その空いた手を使って自主的に代行しているそうです。
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それでは、引き続き、アフターデジタル2も読み進めてみよう。

ということでいつものブクログはこちら、すごい本棚登録2200以上レビューが230以上、すごい反響だったんだな。

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