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「ウェルビーイング経営!」PHONE APPLIさんのオフィスツアーで頂いた本の読書レビュです!
ご無沙汰してます、オオハシです。昨年も後半は一気に読書レビューも失速してしまって、今年こそはなんとか、と思いながらもやはり土日は柏に帰ったりでなかなか時間が取れない中、いやでも、ここで負けたらやっぱり今年も同様になる、と思い、なんとか投稿します。
今回の本は、仕事の関係で株式会社PHONE APPLIさんのオフィスツアーに行かせていただいた際にいただきました本のレビューとなります。ちょっと通常の読書レビューとは異なるかもしれませんが、いつも通り感じたことをコメントしつつ、抜粋引用の形でまとめております。それではいってみましょう!
ウェルビーイング経営!
社員の笑顔が会社を成長に導く
株式会社PHONE APPLI ウェルビーイング経営出版プロジェクトチーム
2022年4月の本
PHONE APPLIという会社は本当にすごい会社だといつも思います。2018年の後半に東京のお客様をPHONE APPLIのオフィスツアーにお連れしたことがあるのですが、そのインパクトがすごく自分としてものすごく感動してました。5年たって本年は名古屋から2度、お客様をお連れしました。
オフィスがすごいのはもちろんなのですが、やっぱり社員の皆さんが生き生きしている。働き方改革≒働きがい改革が徹底されていて、社員のES向上に徹底的に真摯に向き合われている経営をなされてるんだな、と強く感じます。 オフィスツアーを行った際に、こちらの書籍をいただけたのですが、現地でのプレゼンにて発表いただいた内容や、PHONE APPLI社がこれまでいろいろな苦労を伴いながら培ってきたノウハウが惜しげもなく記載いただいています。「お客様の成功に尽力する」というミッションがこちらにも表現されていて、僕も人のためになることをするのが好きなので、すごく共感をもって読めました。
ウェルビーイング経営においてはサーベイに始まりサーベイに終わる、と何度も記載されていました。僕がいま担当している企業がトヨタ系サプライヤーさんが多いこともあり、TPS(トヨタ生産方式)においては「問題を見えるようにして(見える化)その問題点に対して改善を続けるしかない」とある経営者の方に教えていただいた内容と、非常に通じるものがあるなと感じました。
まったくもっていつも小学生の感想文のような読書メモとなってしまって恐縮ですが、以下は引用抜粋です。
1on1への姿勢と取り組み
「私(上司)は、あなた(部下)が、幸せな状態で仕事をしてもらいと心から願っている」という前提に立つことです。そこから、どのような言葉を発するか、今、部下は幸せなのか?将来はどうしたいのか?などの相談に乗れるとよいでしょう。そのために、この時間のすべてを使うつもりでいるという姿勢が必要になります。
1on1 って、本当に上司の姿勢によって部下の受け止め方も話し方も接し方もすごく変わると思うんですよね。僕も後輩と1on1を行うことはたまにあるのですが、(その後輩とは必ずしも上司部下の関係ではないのですが)「あなた(部下)が、幸せな状態で仕事をしてもらいと心から願っている」というマインドセットはすごく大事だと感じています。というか、僕は人が成長するのを支援することは好きだし、素でやってるし、純粋に成長を喜びたいからやっているだけなんだけれど、こうして文字化していただいているとなんだかうれしくなりました。
しかし、1on1があると、「なぜだかうまく説明できないんですが、ちょっと嫌な予感がするんです」などと話してくれるようになります。このように、上司がヒアリングによって状況がわかり、対応が明確になるので、1on1はマネージャーにとって良い効果をもたらす、と説明しました。
こちらもやはり1on1に対して、懐疑的な姿勢を示す上司の方々には知っていただきたいコメントでした。上司の立場であれば部下の皆さんの力を引き出し、与えられたリソースでチームとしての最大限の成果へ導いていくことが仕事の本質なのだから、ぜひ1on1をより活用して、よりよいチームマネジメントを行ってほしいな、と感じました。
コミュニケーションとルール化
電話したほうが早い要件などは電話を活用しますが、「これから電話していいですか?」というチャットでの事前確認が必ずセットになります。逆に、事前のチャットなしで電話がかかってきた場合は、恐らくそれが「緊急事態」であることがすぐに理解できるので、会議中であっても即座に応答する文化が定着しています。
だいぶチャットが弊社でも普及してきており、この「これから電話していいですか?」に関しては、われわれも普通になってきている気はします。オフィスツアーにおいては、「社内はメールは禁止」といったルール化がなされていることも含めてノウハウ共有がなされ、コミュニケーションへの認識の重要性などをすごく知らせてくださいました。まだまだ社内でもメールの多い自社に対して、少しずつ変えていきたいな(変わってきつつはありますが)とさらに実感しました。
・チャットを送る時刻に制限はかけない
送信者と受信者で勤務時間が異なることがあります。
送信者は必要に応じて、メンションを含めてチャットすることで忘れるリスクを減らせます。
・チャット受信の通知は各自でコントロール
チャンネルごとや自動でのOn/Offなど、いろいろな設定が可能です。
(中略)
・使うと決めたコミュニケーションツールは、全員が使えるようにする
・全員がルールを守って利用する
というルールの徹底によって、コミュニケーションをとることへの迷いをなくすのが、とても重要だと考えています。
こちらの章においては、勤務時間外でもビジネスチャットが頻発していいものなのか?という、実用的な悩みに関するPHONE APPLIさんならではの解決策を示されていました。「チャットを送る時刻に制限はかけない」として発信側のコミュニケーションのしやすさを重視する一方、受信側で受け取り方を制限する方法を提案されており、お見事!と思いました。確かにこの方法であれば、思いついたときにどんどん発信できますものね。受信者側の受信時間の制限も心理的安全性が確立されているから、なんですぐに返してくれない、ということにもならないのでしょう。
それと素晴らしいな、と思ったことは、こうしたちょっとしたこともしっかりルール化を行って、そのルールを全員で守ることによって「コミュニケーションをとることへの迷いをなくす」という文化を確立していること。大変すばらしいノウハウだと思ったため抜粋引用しました。
緑視率
自然といえば植物。私たちは「緑視率」をオフィスのどこにいても25%程度になるようにしよう、と考えました。緑視率とは、視界に木々や観葉植物がとれくらい見えるかの割合のことで、緑が目に見えるほどストレスが軽減されると学術的な研究によってわかっています。
PHONE APPLIさんのオフィスに行くと、本当に緑がいっぱいで、いやされます。PHONE APPLIさんのオフィス構築コンサルティングを受けた弊社の東京のオフィスも、やはり緑が多いです。PHONE APPLIさんはCamPというオフィスコンセプトで実施されていますが、緑が目に見えるほどストレスが軽減されると学術的な研究によってわかって いる、ということは、なるほどなぁと知らされたので、こちらも抜粋引用いたしました。皆様のオフィスもぜひ緑視率を高めて、ストレス軽減をしていきませんか?(弊社はリモートワーク中心になってしまったので自宅を緑視化していかねばですが)
「やった」ことの積み重ね
もし、ウェルビーイング経営がうまくいかないのであれば、「やった」ことを1つひとつ振り返り、自信につなげていけば良いと考えます。極端な話、WCSを計測してみて、結果が悪くても良いのです。そこで、打ちひしがれる必要は少しもありません。まずはWCSをやってみた、ということを実績と捉え、自信を持ちましょう。
こちらの抜粋は、ちょっとまた違った別の観点なのですが、これも感じたので抜粋しました。別にウェルビーイング経営でなくても、基本的にはなんでもいいと思っていて、僕の場合はラグビースクールでの指導でも活用しています。 「やった」ことを1つひとつ振り返り、自信につなげていけば良い これは、本当にごもっともなことだと思います。子どもたちの成長を後押しすることをスクールの理念として掲げている我々は、やったこと、できたこと、を彼らの目線、彼らのレベルにあわせてフィードバックします。
いま見ている若手社員には、「一日一日お客様に対して実施したことを10個書き出してみよう。それが10日で100個になり、100日で1000個になったら必ず自信につながるから。」として先週から開始しました。たった一週間ですが、彼は自らが実施したことを書き出し可視化する、たったそれだけのことで、何かをつかんでくれつつあります。 そんな経験も琴線に触れたので、こちらの部分も抜粋引用しておきました。
以上です。
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