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「アルルカンと道化師」レビューアップが遅くなりました。。【読書レビュ】

お疲れ様です。 大橋です。 note投稿が遅くなりました。先週で半沢のドラマが終わってしまって、日曜夜のロス感が相当あるのですが、さておきそんな時には本でも読んで元気を出しましょう。

アルルカンと道化師
池井戸 潤 著 2020年9月の本

半沢(ドラマ)に関しては、僕も間違いなく毎週楽しみにしていたわけで、今回のアルルカンも比較的すぐに読み切りました。(当然もっと早い人もいるんだろうけど)


僕は2012年ぐらいから池井戸小説はいくつかよんでいたことがブクログの履歴から確認されたのですが、半沢シリーズは、はじめに読んだのが「ロスジェネの逆襲」(いわゆる3作目)だったようでした。


先日まで放映していた、半沢(ドラマ)に関しては、後半は対立していた人々をどんどん巻き込んで半沢をバックアップしていく形が胸のすく感じでしたが、こちらのアルルカンに関しては(もちろん証拠を押さえて突き詰めていくシーンはありますが)当初のイヤな奴を味方にしていくシーンはなかった印象。


物語としては、半沢シリーズ第一作の「オレたちバブル入行組」の時代の大阪西支店の融資課長時代(第一作よりも前)の記述となっている。 少し驚いたのは、半沢と花ちゃんの間に「隆博」という小学生のお子さんがいること。テレビではここまで一度もなかったよね。(だからどうということはないのですが)
いつもどおりの対決のシーンも複数回ありますよ。 やっぱり、花言葉は「誠実」ではないけど、真正面からどこまでもまっすぐに生き抜く半沢には勇気をもらえますよね。 
改めまして1~4までの小説も買って読み返してみたいと思う。(ちなみに銀翼のイカロスはブクログにも登録なかった:確か雑誌で読み切っただけか)


ビジネス書でないので抜粋は少なめ
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P294 「半沢課長は、ぜったいにお前のことは守るからだ。それだけはオレが保証する。組織の歪んだ論理のために、部下を傷つけたりは絶対にしない。あの人はそういう人だ」
 「敵も多いが味方も多い―。 半沢課長のことを本部にいる奴がそういってました」
 本多がいった。 「だけど、味方は圧倒的なシンパばかりなんだそうです」

P301 「誰もいえないことをお前がいい、誰も出来ないことをお前がやってくれる。それにオレたち同期がどれだけ励まされているかわかっているのか。お前がいてくれるからこそ、オレたちはこの組織に希望を持っていられるんだ」
 「そこまで高く買ってくれてたとは驚きだ」
 半沢はにこりともせずいい、まっすぐ前を見据えた。
 「だが、自浄作用がなくなったら、組織は終わりだ。 今回試されているのはオレじゃない。この東京中央銀行という組織そのものなんだよ」
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いつものブクログのレビューもつけておきます(すでに本日時点でレビュー83件だってさ)

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