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印象に残った本

表紙は最近読んだ「百年前の世界一周」

コレまで読んできた本で、思い出せるものを紹介。自身の名前を出して紹介しているので、それだけ勧められます。

高校を卒業した後、大学入試に落ちて1年間予備校も行かずに浪人していたので、バイト代でブックオフにて100円の中古本を読み漁っていました。その時は松本人志の「遺書」は面白かった記憶がある。

それは2003年。ブックオフの100円コーナーといえば前年度くらいに流行った本がたいてい並んでいます。そこで見つけたのが「金持ち父さん・貧乏父さん」

いま40代くらいのビジネスマンは一度は読んだことあるんじゃないでしょうか。この本の背景はハワイで、事情もアメリカのものなのでそのまま日本に置き換えることはできないですが「自分で金を稼いで、年金をアテにしない」ということを目標にするきっかけでした。このシリーズはたくさんあるのですが、社会人になって、または起業する前に読んでおいてよかったなと思うのが「セールスドッグ」「起業する前に読む本」でした。

良い本といえば良い本なのですが、ストレートに勧められないのは、良いように言えば「とにかく長い」、悪く言えば「薄い」です。若いときはそれなりに時間があったし、むしろ濃密な本では理解できなかったので、コレくらいの薄さのほうが良かったのかもしれません。とりあえず「将来への意気込み」という観点では、読んでおいてよかったです。

医療系の大学を卒業してメーカーに就職したため、一般的なビジネス感覚が全く無かったので最初はかなり苦戦しました。そのとき、今でも尊敬する当時のマーケティング部長(今は外資系美容機器メーカーの日本社長)に何冊が本を紹介してもらいました。その中でも一番気に入ったのが「ロジカルシンキング」の本。

僕が読んでいたものとデザインが変わっているので、中身も代わっているかもしれませんが、ロジカルシンキング素人の当時は大変お世話になりました。このHRインスティテュート社の本はドレもコレも素人にはわかりやすく、私のような「医療系の大学を出てメーカーに就職」という新人には丁度いい教材だと思います。マーケティングやプレゼンの本もありますので、それもおすすめできます。中古で1円ということはそれだけ出回った証拠です。

次はプレゼン。「シンプルプレゼン」。コレは外せない。人生を変えた本。

この本もさることながら、とにかく付属のDVDが良いです。私は何度かDVDをなくしており、その度に購入しました。誰かに物を紹介する「プレゼン・センス」が一気に成長すると思います。

その後あまりビジネス書を読まなくなったのですが、自身の「独立したい」という欲求をもとに、誰かから紹介してもらった「ハッカーと画家」という本が、久しぶりにウケました。

webサービスで起業している人は殆ど皆さん読んでいるんじゃないでしょうか。この本でLispというものを知りました。そして自分に「エンジニアは無理」とはっきりしました。ただマーケティングの重要な視点が書かれており、技術系であれば起業前に一度は読むべきと思います。「裏を見る」と言うクセがつくようになります。

思い出せるようなビジネス書を読んだのはここまでで、後は美術やデザインの本を読むことが多くなりました。親が芸大出身ということもあるのかもしれませんが、家には母親製の紙粘土のオブジェが飾られてあったり、デッサンのノートなどもあったので、絵をかくというより落書きレベルですが、そういう表現はスキでした。最初にハマった芸術家は「サルバドール・ダリ」

ダリも好きすぎて、福島県にある国内唯一のサルバドール・ダリ専門美術館「諸橋近代美術館」に自分の誕生日に一人でレンタカー借りて向かったのはいい思い出です(帰り道、霧が濃すぎて事故しそうになりました)。

このタッシェンシリーズを秋葉原のブックオフで相当漁りました。殆どの画家の本を読み尽くしたでしょう。その中で、歴史上の芸術家で最も好きなのが「ミケランジェロ・ブオナローティ」です。

ミケランジェロが好きで上野の美術館で展示があるときは必ず立ち寄りました。彼の作品を見たいがためにイタリアに行きたいです。ダビンチより圧倒的にミケランジェロのほうが好きです。

デザイン関連では山中俊治さんのエッセイが好きです。

これは先生のブログのタイトルをそのまま本にしたものだそうで、この続編もあるのでそちらもオススメです。自動改札機をデザインした人として有名。工業デザイナーが普段どんな目線で仕事しているのか、垣間見ることができます。「工業デザイナー」とは、実生活の身近なものをデザインされておりiMacやiPhoneのデザインで有名な元Appleのジョナサン・アイブ氏もイギリスの工業デザイン出身です。ちなみに任天堂の宮本茂さんも金沢美術工芸大学出身の工業デザイナー。

山中先生の本の中で「欲望のデザイン」という本が紹介されていたのですが、コレはデザイナーという職種を有る意味では否定している本で、読むことでデザインそのものの考え方に幅が広がるでしょう。

走行しているうちに、現在では衣装デザイナー「三宅一生」や、最初に上げたナショナル・ジオグラフィックの「100年前の民族衣装」など、もっと身近な衣服のデザインについて興味を持ち始めてきています。特に民族衣装の成り立ちを考察すると、どうしても上記の「欲望のデザイン」で主張される論に納得できる部分が生じます。

ここまで様々な本を挙げさせていただきましたが、実は私は小説を殆ど読んだことがありません。かつて国語の教科書に乗っていたものを少し追っては見たのですが、どうしても興味が続かない性分です。

最近noteを初めたばかりですので、ハッシュタグを通じて他の人のオススメ本を見させていただきたいと思っています。

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