3度目の転職挑戦記 その4
B社、C社、D社への応募
A社不合格の傷が癒えぬまま暫く時を過ごしていたが、今の会社の仕事もやる気が出ず、このままこの会社に残るべきか悩んでいた。A社の転職活動真っ最中の6月に会社の査定があり、去年より下げられたこともモチベーションの低下に拍車をかけていた。転職エージェントから数回B社募集について連絡があったが、自分の不甲斐なさで転職エージェントまで迷惑をかけてしまったことで、何となく気が引けて連絡を無視していた。
B社、C社、D社のそれぞれホームページを調べたが、一応3社とも中途採用の募集はしていた。「どうせダメだけど、応募するだけ応募してみるか。」と思いダメ元で8月1日に直接ホームページから正式に応募した。B社は転職エージェントを使うことも考えたが、いつe国に戻されるかわからない状況になってきたこともあり、直接やり取りした方が時間もかからないのではないかと言う思いで、今回は転職エージェントを使わないことに決めた。
B社、C社、D社書類審査の結果
最初に連絡が来たのはB社。8月3日に直接会社の方よりメールで、「一度お話がしたいので携帯番号を教えて欲しい。」と言われたので番号を送ると、早速電話が来て、「8月7日に地元へ帰省する際立ち寄るので直接お会いしましょう。」と誘われた。勿論断る理由もないので、8月7日に面談することに決まった。
次に連絡が来たのがD社。8月6日に、「誠に残念ながら今回は貴殿のご希望には添えず、、、」と言うメールが届いた。もしかするといろんな意味で一番入りたかった会社かもしれないが、海外がそんなに積極的ではなかったし、「国内じゃ今の君は使えんよ。」と自分に言い聞かせて諦めをつけた。
盆休み明けの8月11日の朝一でC社より、「一度オンラインでお話しさせていただきたく、ご連絡致しました。」とメールで連絡が来て、8月21日にWEB面談をすることが決まった。正直、WEB面談はA社のときに懲りており、したくなかった。WEBを使うと意外と顔が大きく映り、ADHD特有の落ち着きのなさ、目の泳ぎ、追い詰められた時の弱気な表情とかが、対面面接よりハッキリわかってしまう。A社のWEB面接の前に幾度となく自分を動画で撮影してみたからわかる。なんとも頼りなく、仕事ができなそうに映っていた。もし自分が面接官だったら絶対採用しないだろう。
かくして、3度目の転職挑戦の敗者復活戦が始まったわけだが、e国のcovid-19の状況は一向に良くなっていないのに、日本人駐在員のe国への帰国がぞくぞくと行われており、いつ会社から再赴任の命令が下されてもおかしくない状況になっている。残された時間は少ない。
つづく