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3度目の転職挑戦記 その2

A社最終面接

 A社の最終面接が7月29日8時50分より東京の本社で行われる。朝早いということで、A社にホテルをとってもらい前泊した。

 当日朝、A社本社の待ち合わせ室で待っていると、人事の女性の方が訪れ、面接会場のあるビルの10階の一室に通された。そこで先ず交通費の精算と、書き忘れて提出してしまった履歴書の大学名の記入を行ったわけだが、またやらかしてしまった。欄には既に大学と印字してあるのに、〇〇大学とボールペンで書いてしまった。人事の女性に「間違ったので訂正していいですか?」と尋ねたら、「基本的に履歴書は訂正できないんですよ。」と困った顔をされたので、「いいです、そのまま提出してください。」と言って渡したら渋々受け取ってくれた。ここに来てまたADHDの不注意が出てしまったわけだが、次はまた、ADHDが苦手な手書きで、志望動機や自己PRを書かせられた。汚い字ながらなんとか全部埋め、いよいよ面接の本番を迎えた。

 面接会場に入ったら面接官3名が待っていた。おそらく人事1名、役員2名だろうと思う。人事2名と役員3名と聞いていたので、あれっと思った。以下が覚えている面接の内容。

1.自己紹介、志望動機
→海外での8年の経験、日本での経験、経験職種、志望動機は技術者としてのステップアップ、御社のビジョンと自分の経験の一致。
2.1社目に入社した理由
→大学が学んだことが業務で役に立ち、また、憧れの会社だった。
3.1社目から2社目に移った理由
→ステップアップ、年収アップ、海外志望
4.なぜ海外志望なのか
→社会貢献が実感できる、英語を生かしたい。
5.2社目から3社目に移った理由
→海外志望
6.A社の志望理由のステップアップを具体的に
→御社の保有する最先端の技術を生かして良いものを造りたい。最先端の技術があればより良いものを造ることが出来る。
7.QCDSのあなたのポリシー
→Dがすべの管理のベースとなると考えている。より良いdelivery controlを行えば、quality、safety、costも良くなると認識している。
8.  英語は自信あるか。
→ある。英語力を落とさないためにオンラインの英会話をやっている。
9.  マネージメントのポリシー
→人材育成が大事。日本人を減らし、ローカルで賄うことにより原価も下がる。週に一度教育を行っている。
10.  人材を育成するために心掛けている事
→基本的にOJTが効果があると思っている。まずは仕事をやらせてみて達成感を味合せると人は急激に伸びると思っている。
11.アフリカでも問題ないか。
→問題ない。
12.家族と一緒に住めなくても問題ないか。
→問題ない。
13.管理職にならないかもしれないが。
→4年間課長職をしてきたので出来る事なら課長職になりたい。会社の規定で無理であれば、それでも御社に入社したい気持ちは変わらないが。
14.入社はいつ可能か
→10月頭を目標にしている、もしかすると11月頭になるかもしれない。

 正直いけたと思った。帰り際人事の女性「どうでしたか?」と聞かれ、「まあ、大丈夫じゃないんですか。」と答え、お礼を言いA社本社をあとにした。私のADHDの特徴のひとつである、直ぐ調子にのる、を発揮し、娘、息子、親、妹、従兄弟、友達に電話で「多分大手に決まったわ!」と興奮気味に伝えたあと、帰路の電車に乗った。不合格フラグがいっぱいあがってたことも気づかずに、、、

                     つづく


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