ヒーロー映画は『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』ぐらい分かりやすいのが好き。p.s MCUの愚痴も添えて。
昨今のヒーロー映画、主にMCUについて皆様はどうお考えでしょうか?
『アイアンマン』に始まり、『スパイダーマン』や『アントマン』など数多くのヒーローが同じ世界戦で活躍し、たまに『アベンジャーズ』といった形で全員集合し巨悪と戦う。それはもう、莫大なエネルギーと予算をつぎ込んだ大作です。面白いに決まってます。
今後も同じようなルーティンでマーベル作品は展開していく予定でしょうし、DCコミックスもそれに追随してる気もします。
ただ、最新作を鑑賞しようと思うと過去何十作も追わないといけない弊害もありますよね。また、映画では飽き足らず、オリジナルドラマも展開しちゃったりしてね。
(作品数乗せときます。)
「え、こんなに観ないといけないんすか。」とね。
現状、私はドラマは諦めています。
これって、ファンの新規参入幅を狭めてる気もするし、話を繋げればつなげる程小難しくなってきますよね。
何となく、MCU気疲れをしてしまった訳です。
そんな中、ふと思ったわけですよ。
簡単なヒーロー映画が見たい。
マルチバースとか要らん!社会的な意味とか欲しくない!!と。
そしたら、目に飛び込んできました
『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』。
おバカなヒーロー映画が誕生したなと軽い気持ちで見たら、かなり面白かったんですね。
という事で、長々書いてしまいましたが、概要やあらすじを簡単にまとめた後に、見どころや感想を述べていこうかと思います。
『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』(Super-héros malgré lui)
あらすじ
感想
見所と言ったらもう、「ヒーロー映画のパロディ」に尽きますね。
題名から『バットマン』の影響は言わずもがな、ポスター(フライヤー)は完全に『アベンジャーズ』を模倣。また、中身を見ると『X-MEN』や『スパイダーマン』など、有名なヒーロー映画のパロディだらけ。
どれも大衆的な映画の模倣なので、ヒーロー映画に詳しくなくても楽しめるかと思います。
全体的に微妙に権利に引っかからない程度に?、リスペクトのあるオマージュをしてるんですよね。(アベンジャーズが集合するときの壮大な音楽だったり、マーベル作品お馴染みのOPムービーとか。)
それと、アクションが意外と見応えがある。
バッドマンのスーツもクオリティが高い。CGに粗さはあるものの、全体的にチープに感じなかったんです。
また、ストーリーも中々良い。
伏線回収しっかりしてるし、愛の物語でもあります。
また、お下品なコメディに仕上がってるんですよ。
お下品と言ってもコンドーム程度の下ネタです。家族や友人と見ても問題ないかな。
友人や家族とも笑いながら見れる作品でした。
雑なCGアクションとパロディに塗れた中身もない映画と思ってたら、高品質アクションとリスペクトのあるオマージュをベースにした芯のある映画でビックリです。
実際に、コロナ禍のフランスでNo.1ヒットを記録してますし、エンタメ映画として高品質且つ面白い作品なんです。
B級映画となめてたら損です。
冒頭に述べたんですけどね、マルチバースに始まる小難しい設定や社会的メッセージが色濃く出たヒーロー映画が多い中で、バカみたいに笑えて最後にはジーンと感動しちゃう映画って今求められてるんじゃないだろうかと。
個人的に『アントマン』はMCUで一番好きだったんですけど、最新作でテイストが変わって少しガッカリしてしまいました。
ちょっと内容がシリアス過ぎたなと。
関係ないですが、カーン役のジョナサン・メジャースが暴行容疑で逮捕されましたし、コンプライアンスが厳しい昨今で、MCUの今後を背負ったキーパーソンの処遇が気になる所ではあります。
長々と失礼しました。
『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』を引き合いにマーベル作品への愚痴記事になりましたが、私はマーベル作品が大好きです。
一種の倦怠期のようなものです。
そんなヒーロー映画疲れに、是非『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』をご賞味あれ。
以上です。
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