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alt.coffee roasters【京都の浅煎りコーヒー専門店】

今回紹介するカフェは、「浅煎り専門」の自家焙煎コーヒー専門店、
二条城の南側にある「alt.coffee roasters」(オルトコーヒーロースターズ)です。

こんにちは!多拠点コ・シェアリングサービスADDressを利用して旅をしているつよぽんです。
コーヒー沼にハマり、旅先にハンドドリップコーヒー器具とコーヒー豆を持参して毎日ハンドドリップに励んでいます。
ADDress珈琲部の部活動として、スペシャルティコーヒー専門店の紹介をしています。

浅煎り専門のスペシャルティコーヒー店

オルトコーヒーロースターズは、自家焙煎で「浅煎り」専門のお店です。
店主の中村千尋さんが仰るには、「まだ日本で本格的な浅煎り焙煎を行う店がなかった」のが理由だとか。
確かに、今まで回ったコーヒースタンドやカフェで、浅煎り専門を謳うお店はなかったと思います。

この日飲んだスペシャルティコーヒー

この日は「Burundi」という産地の「キビンゴ」というコーヒーにしてみました。
ケニヤかエチオピアは聞いたことがあったけど、ブルンディは聞いたことがなかったので、珍しいのを飲んでみようと思いました。

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今まで飲んだ浅煎り豆の中でも、スッキリとして優しい味わいでした。

浅煎り専門店のコーヒー豆

せっかくなので、浅煎り専門店の豆を買ってみようと思いました。
エチオピア・グジの豆を購入。エチオピアの浅煎りは大体華やかな香りとフルーティな酸味が強く出やすいので、同じ産地でもどれくらい違うのか比較してしたくなったので。

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結論からいうと、これまで飲んだどの浅煎りの豆より、美味しい。
私だけでなく、このコーヒーを振る舞って飲んでもらった全ての人が「美味しい!」と評判でした。
後でこのお店のYouTubeチャンネル(後述します)で知ったのですが、焙煎度浅煎りで豆をしっかりと焙煎する技術を確立したため、なんと二番煎じができるようになったとのこと。
通常、浅煎りでフルーティな酸味の強い豆というのは、時間をかけてゆっくりと抽出してしまうと酸味が強く出過ぎて、独特の苦味というかエグ味が出てしまうものです。自分もこれまで購入した豆でそんな経験を幾度となく味わいました。
ところが、オルトコーヒーロースターズの豆は、コーヒーの抽出に時間がかかってしまったとしても、スッキリと美味しく飲むことができます。
自分のようなハンドドリップ初心者でも前述のような「酸味が出過ぎて失敗する」ことがないのです。
実際に二煎目をやってみて飲んでみましたが、味はかなり薄くなるとはいえ、コーヒー豆の味わいたくない成分が出ていないのを確認できました。

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(引用: alt.coffee roasters/YouTube)

このお店に置いてある焙煎機は、中村さん自らの4年間の実験に次ぐ実験を元に、中村さんの手でカスタマイズして最適化されているそうです。
焙煎機を使って実験を重ね、全ての実験パターンをやり尽くした末に「焙煎機に課題がある」ことを突き止め、カスタマイズに踏み切ったというのですから、その姿勢にはただただ脱帽するばかり。

栄養士で焙煎士の中村千尋さん

お話しだすとどーにも止まらないタイプの気さくな方です。お店のYouTubeチャンネルで彼女が浅煎り専門コーヒー店を設立するに至った思いを述べられていますので、そちらをご覧いただければと思います。

彼女の魅力はYouTubeチャンネルを見てもらえればわかると思います。
コーヒー店をやろうと思ったきっかけやビーガンに関する事、障害者支援やコーヒー産業に関わる思いなどなど。
ここで語られていることを含め、ただのコーヒー好きの私に色々な話題をエスプレッソして4時間(!)にギュッと圧縮しお話ししていただいたので、私は脳みそがバーン!ってなりました。

All Veganなお菓子も

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ビーガンの推奨もされていて、この日はこのクッキーを2つ頂くことにしました。
松の葉がクッキーに載ってるなんてはじめての食感でしたが、素朴な感じのお菓子で美味しいです。

あまりビーガンのことは知らなかったのですが、教えていただいた映画「The Game Changers」を後で視聴して、食事で何を摂取するべきなのか考えさせられる内容でした。
とにかくこのお店に来るとめちゃくちゃ勉強になる事が多いです。

alt.coffee roasters

まだまだこのお店の魅力を全然伝え切れていませんが、気になる方はぜひ一度足を運んでみてください。その際、後ろに予定は入れない様にしましょう。


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