いいダイエット、わるいダイエット
これから書かせていただく内容はあくまでも私個人の見解です。
他の方の手法や指導を批判するものではありません。
読み物として、この人は、このように考えるんだな。くらいのイメージでご覧くださいませ。どうぞよろしくお願い致します。
太っているという現状は同じでも背景は人それぞれです。
若くして太り始めたタイミングでのダイエット
太りだしてから長く中年になってから始めるダイエット
2人の方が同じダイエットを実践して同じような結果は得られるのでしょうか?
本日の題名である「いいダイエット」と「わるいダイエット」についてご説明をしましょう。何をもっていい、何をもってわるいなのかの定義を説明させてください。
「いい」の定義は実践者が実践経験をしたことによって良かったと未来にも思えるダイエット実践です。短期間の実践効果のみで判断するものではなく
続けることも視野に入れて経験として実践者へのギフトになるものです。
「わるい」の定義は実践の経験が未来へ負の遺産として残る可能性が高いものです。どちらも長期的な目線で評価をしています。
以前の記事でわたし自身も
46歳に20㎏のダイエットを行ったと書かせていただきました。実は、ここでの実践は「わるい」ものが中心でした。
当時のわたしは気付いていませんでした。
わたしの場合には、たまたま49歳の太りだしたタイミングで46歳のダイエットをリセットしたことで、その後の実践を方向転換したことが影響し体形やボディーバランスを維持できるようになりました。
類推ですが、おそらく49歳で太りだした状況を放置して徐々に太っていった場合には、その後の体形やボディーバランスの維持は獲得できなかったのではないかと考えます。
そのように考える推察根拠のひとつをご紹介します。
ある芸能人の方が過去に実践したダイエットについて調べたことがあります。彼は2017年12月 当時120㎏あった体重を有名なコーチ陣による指導のもと 2019年1月には110㎏、2019年6月には100㎏そして2019年10月には88㎏を達成しています。
手法に関しても公開されており
① 食事管理(完全糖質カット)
② 筋トレ
③ 有酸素運動
ここまでの情報のみで判断をすれば素晴らしいダイエット実践ですね。
しかし、
話には続きがあります。
2021年4月の番組内で彼は当時の体重を102㎏だと語っています。
すでに88㎏から14㎏ 体重が増えていますね。
ダイエットを止めるに至った経緯を話す時に特に問題視したのが次の部分だそうです。
① 顔つきが変わった
② 体力が著しく低下した
③ 舞台で言葉がでないということが起きた
問題を考察してみますと
ダイエットで最も難易度が高く重要なことは
痩せることではありません。
着陸することだとわたしは考えています。
急激に痩せるほど
継続的に行う日常行動まで低空飛行に移して
さらに平時の状態まで着陸させることが難しい
血糖値のスパイクと同様に鋭いものほど処理が難しいと思うのです。
彼の実践は着陸できずに地上にぶつかり、さらに地下まで潜る体験に進んだように思います。維持ができなかっただけではなく、次のダイエット実践が難しくなる状態まで、ことは進んだように感じます。
短期的に判断すれば素晴らしいダイエット実践であっても
長い人生で振り返ってみれば後悔の種でしかないこともあるでしょう。
わたしは思うのです。
仮に、今回書かせていただいた内容を知らないとして
純粋に痩せる方法を消費者に教えてあげたいとして
ダイエットメソッドを提供することは好意的なことかも知れません。
しかし、ダイエットメソッドによっては
痩せるメリット以上にデメリットが内在する可能性を感じている
知っているとしたら・・・それは正しい行いなのだろうかと。
善意で行った悪行というのは不知によって起こり得ます。
ある意味、仕方のないことに感じます。
わたしは子供の頃から太っていることにコンプレックスを持っている時期がありました。ただ、痩せることができなくて仕方のないことと諦めていたように思います。
現代は多くの方がダイエットの知識を欲しているように思います。
だからこそ、嬉しい一瞬のためにダイエットを頑張るのではなく
後悔のない自分自身の操縦方法であるダイエットを覚えていただきたいと思います。
その操縦方法こそが
いいダイエットなのだと、わたしは考えています。