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【読書記録】慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー
2025年11冊目。
最恐の書き下ろしアンソロジーシリーズの最終巻です。面白かったのは北沢陶「お家さん」、恩田陸「車窓」でしょうか。
「お家さん」は時代物の作品。宮部みゆきが現代物だったので他の人が時代物を書いてくれて嬉しかったです。好きなんですよね、時代物。なぜ主人公だけがお家さんの怪異をみることができたのかわからない点がいいです。
恩田陸作品は『夢違』などいくつか読んでますが、あれほど重々しくなく、ページ数が少ないこともあってさっくり読めました。「お家さん」と同じく予知がテーマですが、こちらは予知できても何もできない点が異なります。iPhoneの発売などを予知しても怖くはないわけですが、なぜ自分だけこんなことが起きるのかわからないという不安な感じが恩田陸らしいように感じました。