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【読書記録】ジーキル博士とハイド氏

2024年156冊目。

『フランケンシュタイン』に続いて古典を。短いお話しですがよくまとまっていて無駄がなく名作だと思います。

ジーキルとハイドは分離した人格とされていますが、記憶などは共有しているようなので側から見ると分離しきっておらず混ざっているようにも感じられます。ハイドからジーキルに戻れなくなった時もハイドとして暮らせる準備もしていたにも関わらず部屋にこもっていたりと、ハイドの時にもジーキルの意識があるように感じられました。

このあたり、最近の作品では異なる意識同士で会話したり、MCUのハルクのように融合したりするわけですが、分離がすぎると悪の人格が自分と見なせなくなったりするので本作くらいの塩梅だと葛藤が見えていいのかもしれないと思いました。

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