見出し画像

【読書記録】超常気象 異形コレクションLⅣ

2023年100冊目。

異常気象を超えた超常気象がテーマ。超常気象というとファフロツキーズが頭に浮かびますが、それに言及している作品もあればまったく独自の気象を描いている作品もありで楽しめました。

「星の降る村」などのように人体が降るのは思いつきやすいネタかなぁと思いました。乱歩の「パノラマ島奇談」も思い出されます。

「堕天児すくい」は字面からゲームSIRENの堕辰子を思い出しました。こちらにはループ要素はないものの、閉鎖空間の中で生きていることやその苦しみなどは共通しているかもしれません。

「地獄の長い午後」は本書の中では毛色がちがっていて楽しかったです。阿弥陀如来が呪文でクトゥルーっぽい怪物を呼び出して仏陀と闘うというぶっ飛んだ設定は笑えました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集