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【読書記録】ナイトランド・クォータリー vol.26
2022年9冊目。
特集は「異教の呼び声」。
異教という言葉から私がイメージするのは、クトゥルー神話に出てくるような邪神を崇めるカルト宗教。
ラブクラフトの作品が人種差別の問題を抱えていることもあり、異教という言葉には差別、もしくは迫害といったイメージが強かったです。
今回の特集を読んで、そのイメージは異教の言葉の一面でしかないことがよくわかりました。
キリスト教における悪魔崇拝のような反宗教、キリスト教とイスラム教の対立。一神教の範囲外に位置づけられる多神教などなど。
そこら辺が特にわかりやすかったのが「ペイガンの国・日本」。よくよく考えてみると、神話の神々を美少女化してキャラクターにするような行為は邪教徒そのものですよね。