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【読書記録】仮面物語 或は鏡の王国の記
2024年1冊目。
山尾悠子の若い頃の作品。作者曰く不出来であるとのことで長い間絶版になっていましたが、約40年ぶりに復活しました。また、本作の簡易版が中編の「ゴーレム」で、こちらは『山尾悠子作品集成』に収録されています。
『飛ぶ孔雀』などの最近の作品と比べるとストーリーが追いやすく読みやすい作品だと思いました。
初期の他の短編作品と比べてもその幻想的なイメージには遜色ないと感じましたが、長編としてみるとやや長く感じられ、コンパクトにまとめられそうな感じはします。そういう意味で中編「ゴーレム」の方がやはりちょうどよかったのかもしれません。
マイリンクの『ゴーレム』が引用されているのでこちらも併読がおすすめです。白水uブックス版が電子書籍化されています。