【読書記録】幻想と怪奇 ショートショート・カーニヴァル
2024年3冊目。
幻想と怪奇の特別編です。普段は海外の作品がメインですが、今作は国内作家の書き下ろしということで異形コレクションなどに近い形になっています。異形コレクションの編者井上雅彦も参加していますし、澤村伊智や斜線堂有紀は異形コレクションにも書いている作家ですね。
南條竹則や植草昌実といった翻訳者のオリジナル作品が珍しく感じられました。
テーマはショートショートであることと「過去の作家・作品に関連するもの」。「猿の手」や「牛の首」といった有名作をテーマにしたものやラブクラフトやクイーンをテーマにしたものなどがありました。元となる作品をすべて知っているわけではないのでもったいなく感じてしまいましたが、元ネタを知らなくても楽しめたと思います。
「雛先生」「外科室2.0」「竜は微睡む」あたりが好みで面白かったです。
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