
【読書記録】服飾師ルチアはあきらめない〜今日から始める幸服計画〜4
2025年漫画等23冊目。
ルチアのスライムが怖いというのはわかるというか、ブラックスライムだとダリヤの手を骨が見えるまで溶かしたわけで、この世界だとそれなりに危ない生物なんじゃないでしょうか。
工房長にルチアから貴族に交代させようという動きがあるようですが、貴族と直接付き合いのありそうな商人だけでなく、工房の職人を貴族が務めるというのも魔導具で爵位が与えられるこの世界ならではだと思いました。他の作品だと魔力を持つのが貴族だけだったりと差別化がありますが、この世界はダリヤを始めとする一般人も魔力を持っていますし、貴族でも金が物を言う世界になっているようなので貴族制という体制自体が末期にきているのではないでしょうか。
そんな中で貴族との付き合い方を学ぶルチアや、騎士から服飾師となったフォルトの苦悩があるわけですが、その苦悩が終わる頃には貴族制が終わりそうな感触でした。