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【読書記録】臨海楼綺譚 新アラビア夜話第二部
2024年261冊目。
新アラビア夜話の続編ですが、フロリゼル王子などは登場せず、独立した短編集となっています。
表題作である「臨海楼綺譚」が面白かったです。アーサー・コナン・ドイルは本作をスティーヴンスンの最高傑作としているそうです。無人のはずの屋敷に灯りがともる描写は幽霊屋敷系の怪奇小説のようでもあり、怪奇小説ファンの私としても楽しめました。
「一夜の宿」はスティーヴンスンの処女作だそうですが、ヨーロッパの民話のようでもあり、何かしらのベースがあるのかもしれません。ただ二人が議論する場面は近代の小説らしさも感じました。