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【読書記録】半七捕物帳4

2024年141冊目。

「ズウフラ怪談」はタイトルの語感が澤村伊智っぽい。ズウフラはメガホンのことらしいです。

「妖狐伝」は外国人が出てくるお話し。江戸末期の開国の流れをよく知らないので少し混乱します。こうしてみると意外と幕府とうまくやっているようにも見えますね。日本で造船が発達しなかったのは前に岩波新書で読みましたがもったいないことだと思います。

「むらさき鯉」は釣られた魚が助けを求めるお話しで、民話や読物でよくあるお話し。とはいえ、それは導入だけのことでその後の展開はまったくの捕物だったので、怪異描写が好きな私としては少し残念でした。

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