【読書記録】ウィザーズ・ブレインⅢ光使いの詩
2023年9冊目。
今回の舞台はシティ・マサチューセッツ。
再びボーイ・ミーツ・ガールのお話しでありながら、姉弟モノだったり親子モノでもあったりと内容てんこ盛りで凄まじいスピード感です。
光使いの武装であるD3はガンダムのファンネルを彷彿させますが、あんなものを個人レベルで使われたらたまったモノじゃありませんね。
ストーリーとしては祐一の再登場が嬉しいですね。主役のディーとセラが魔法士としては未熟で不安定感がありますので歴戦の騎士である祐一と出会えたことは幸運だったのではないでしょうか。
マリアがセラのI-ブレインにプロテクトをかけたことは難しい判断だったと思います。優しくない世界なので生き抜く術を教えるのは有益だと思いますが、娘に自分と同じ道を歩んでほしくないという親心もわかります。
さて、少年少女が酷い目にあって旅立つという展開が3冊続きましたが、次回からは新キャラを加えつつ過去作のキャラクターたちが再登場したりと物語が大きく動き始めます。このキャラクターたちのエピソードが交差するストーリー展開もこのシリーズの魅力なので、次回も楽しみですね。