【読書記録】ほうかごがかり3
2024年185冊目。
大変面白かったです。2024年暫定一位ですね。ぜひ3巻まで一気に読んでいただきたいです。
甲田学人といえばといった感じの皆殺しの凄惨なラストですが、裏世界のイメージが目の前に浮かんできて圧倒されました。
菊は予想通り死んでしまいましたが、これまでの甲田作品の中ではまだまともな死に方だったのではないでしょうか。
啓がほうかごのすべてを絵にしたことで怪異は沈静化したのでしょうか。それとも裏世界を描けなかったので事態は変わらないのでしょうか。次世代のかかりの人間が出てきたということは怪異は続いているようにも見えます。啓たちがやったことは無意味だったのでしょうか。
菊たちが学校を閉じ込めているように、啓の描いた絵はきっと後世に影響を与えたと思っています。
続刊でどのような展開になるのか、楽しみに待ちたいと思います。