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【読書記録】屍者の凱旋 異形コレクションLⅦ

2024年221冊目。

テーマはゾンビ。異形コレクションとしては2回目のテーマだそうです。この前読んだ『歴屍物語集成 畏怖』とは違い、ゾンビというテーマ以外は各作家に任されているのでより多様性があります。

注目は異形コレクション久々の登場(私が読み始めてからは初めて)の三津田信三でしょうか。三津田作品はあまり読んではいないのですが、民話に取材したミステリ仕立ての構成はさすがといった感じで、他の作品も読んでみようかなという気にさせられます。

全体的にゾンビとなった妻や恋人をどう扱うのかといったテーマの作品が多くみられました。ゾンビになった原因はさておき、動いている恋人をどう扱うのか、死とはなんなのかを考えるのに最適なテーマなんだと思いました。個人的にはゾンビが大暴れするアクション系の作品がもっとあってもよかったかなと思いました。

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