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【読書記録】紀元ドラキュラ われはドラキュラ―ジョニー・アルカード 上下
2022年17、18冊目。
ドラキュラ紀元シリーズ第四弾。創元推理文庫版が第三弾までだったので初訳ということになります。
連作中編が6作と短編が6作、おまけの補遺が2作という構成となっています。
ドラキュラの子であるジョニー・アルカードが、1980〜90年代のアメリカを舞台にドラキュラの復活を目論みます。
英国女王と結婚するなど権力志向だったドラキュラと異なり、アルカードは資本主義の国アメリカで映画プロデューサーとして暗躍します。
時代が現代でテーマが映画ということでニューマンの映画オタクぶりが暴走してますね。暴走しすぎでやや辟易してしまいました。
脚注の量が尋常じゃなくなってますが訳者の鍛治靖子さんはよく調べたと思います。人物事典は今作も充実です。
次回以降の刊行は未定とのことですが、次回からは舞台が日本になるようなので、どのような話になるのか気になります。なんとか刊行につながってほしいです。