【読書記録】精霊の木
2024年155冊目。
『守り人』シリーズや『獣の奏者』の上橋菜穂子のデビュー作です。最初はSF風だったんですね。驚きました。
正直若書きの印象は否めないかなと思いました。あとがきでは機械オンチと自称しているように、SF描写があまりこなれていないなと感じました。
超能力も存在する世界観で、精霊たちのいるパートと機械文明のパートの世界が融合しきれておらず、チグハグな印象を持ちました。
失われた民族への眼差しはフィールドワークを行う著者らしさが出ており、のちの作品の萌芽は感じられました。
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