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【読書記録】自動車の社会的費用

2024年239冊目。

岩波新書の古典的名著とのことなのですが、いかんせん刊行から時間が経ちすぎていて、当時とは状況が異なるかなと思いました。

当時としても、歩行者に対して自動車が優先で、歩行者の権利が侵害されているという問題提起なので生活道路が問題なのかと思ったら、出てくるデータが都市間交通のものだったりで視点がズレているかなと感じました。

後半は自動車の話から少し離れて、古典的経済学がこの手の問題に対して分析するには課題があるのではないかという話になるので、この話は今でも面白いかなと思いました。

今自動車業界はEVシフトで揺れてますが、今の自動車の社会的費用と利益がどうなっているのか分析したものがあれば読んでみたいと思いました。

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